RYODENの害虫遠隔監視「Pescle Lite」にSORACOM採用、巡回業務をIoTで効率化
ソラコムは、RYODENが10月に販売を開始したAI活用のトラップ遠隔監視システム「Pescle Lite」に、AI/IoT通信プラットフォームSORACOMが採用されたと発表した。ペストコントロール分野における巡回・点検業務の効率化を狙う取り組みだ。
「Pescle Lite」は、ネズミ・害虫向けの箱罠や捕獲トラップに装着して使うIoT機器だ。小型カメラとセルラー通信モジュールを内蔵し、撮影画像と独自開発の害獣・害虫検知AIアルゴリズムを組み合わせて、装置の状態変化を検知する。乾電池駆動のため既存装置に後付けしやすく、複雑な設定も不要としている。設置後は、変化があった場所をWeb上で確認したり、通知を受け取ったりでき、現場の巡回頻度を最適化できる仕組みだ。
背景には、気候変動や法規制の変化を受けてペストコントロールの重要性が高まる一方、複数の装置を人手で確認する作業に時間と労力がかかるという課題がある。Pescle Liteは、定期巡回に依存した運用から、データに基づいて優先度の高い場所へ人員を振り向ける運用への転換を後押しする。衛生管理が求められる工場などで、早期発見と原因分析、さらに防除品質の向上と省力化に寄与する点が特徴だ。
SORACOM採用の理由として、事業拡大に応じて必要数のIoT SIMを柔軟に調達できること、通信開始や休止などをユーザーコンソールで管理できること、製造・在庫期間の通信料金を抑えられる「テストモード」が使えること、さらに1枚のSIMで国内外に対応できることが挙げられた。工場敷地内や屋外などWi-Fi環境が整わない場所でも導入しやすく、将来的な海外展開にもつながる構成となる。
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