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身近な困りごとを解決する「IoT DIY」のススメ

進化したIoT罠から猫のスマートシッターまで 「IoTは楽しい!」を体現するソラコムのプロトタイピング展示

福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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パパ、ちゃんと水分とってね

 ここからは、SORACOM UGによる応募作品を紹介します。最初は「パパ、ちゃんと水分とってね」です。仕事に集中するあまり水分補給を忘れがちな木村健一郎さんが、家族から心配されたのをきっかけに作られました。

 本作品のポイントは、机の上の飲み物が減っていないと水分補給を促すメッセージが届き、きちんと飲んでいれば「娘ちゃんからのお褒めの一言」が届いてモチベーションを維持できるところです。

 仕組みとしては、ドリンクホルダーに取り付けたセンサーで、定期的に飲み物の重量を計測。そのデータが「SORACOM Beam」を経由してクラウドに送られます。そして、クラウド側では「Azure Functions」が重量の変化を基に通知するかを判断するという構成となっています。

ドリンクホルダーへのセンサーの取り付けに苦労したとのこと

飲み物の量に応じてDiscordにメッセージが届きます

 加えて、リアルな娘さんに同じ注意をする際にも説得力を持たせられるよう、「SORACOM Lagoon」でもデータを可視化しています。なお、木村さんは一昨年は「座りっぱなしを防止する」作品、昨年は「トイレのスリッパが揃っているかを検知する」作品を展示したものの、定着には至っていないとのこと。今年はぜひ実運用まで進んで欲しいところです。

植物のささやきを聴く

 続いては植物を枯らさず育てられるよう、「植物のささやき」を聴くことができる作品です。CO2濃度や温湿度、照度、土壌水分までをマルチに計測。そのデータに基づいて、散水や換気などを自動で行うミニ温室を作りあげています。

植物のささやきを聴く

 加えて、LLMに「あなたは植物だ」というプロンプトを与え、現在の植物の状態に応じた気持ちをつづる「観察日記」も自動生成されます。このLLMを通じて、植物と会話する気分が味わえる機能まで実装されているという凝りぶりです。

植物の気持ちがつづられる「観察日記」には会話モードも実装

 AI周りは「Microsoft Foundry」で開発・運用しており、Hosted AgentがSORACOM Harvest内の温室を制御するパラメータを再定義する仕組みも構築しています。なお、作成者の大口聡さんと前嶋武さんは、一昨年の「うちわをあおいだ回数を競うゲーム」、昨年の「雷のセンシング」に続き、3年連続の参加。「IoTは触れるものを作れて楽しい」と語ってくれました。

猫のスマートシッターさん

 最後に紹介するのは「猫のスマートシッターさん」です。作者のyacchanさんが仕事で留守にしている中、「留守番中の猫が退屈しているのでは」と心配したことをきっかけに開発された作品になります。

猫のスマートシッターさん

 仕組みは明確で、まず「ソラカメAI」に「猫がおもちゃの上に乗っているか」を分析させるプロンプトを与え、猫が遊びたい状態かを判定します。その後の処理には、「AWS Lambda」「AWS IoT Core」「Amazon SES」を組み合わせたサーバーレスな構成を採用。おもちゃのスイッチをオンにしつつ、同時にSlackへ活動報告と愛らしい画像が送られる仕様です。

 実際にこの仕組みを使って、留守番中の猫が運動不足を解消しているそうです。

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