Slackに“部署別AIボット”を置ける時代へ ソラコム「Wisora」が複数ボット対応
ソラコムは3月26日、生成AIボットサービス「Wisora(ウィソラ)」において、作成した複数のAIボットをSlackの同一ワークスペースに追加できる機能の提供を開始したと発表した。
Wisoraは、企業が保有するWebページやPDF、Wordファイル、テキストなどを学習させることで、問い合わせ対応や情報検索を支援するAIボットを短時間で構築できるサービス。
1つのアカウント内で複数のボットを作成し、それぞれに異なる学習リソースを設定できるのが特徴で、今回の機能強化によって、それらを同一のSlackワークスペース内で運用できるようになった。
Slack上で総務、人事、ITなど“専門ボット”を使い分け
今回のアップデートにより、たとえば社内規程を学習した総務ボット、福利厚生に詳しい人事ボット、社内システムのナレッジを持つITボットを同じSlackワークスペースに配置できる。利用者はメンションで質問するだけで、各分野に特化した回答を得られるという。
またソラコムによれば、WisoraはSlackだけでなく、Webサイトへのウィジェット設置や専用チャットWebページでの公開、Microsoft Teams連携にも対応する。
ウェブサイトやウィジェットでは、同じドメイン内でも製品ページごとに異なるボットを導入できるとしており、社内向けだけでなく顧客対応や営業支援などにも活用範囲を広げられる。
スキャンPDFや画像入り資料もAIで読み取り精度を向上
あわせて、AIによってPDFの読み取り精度を高めるオプション機能「PDF AI読み取り」の提供も始めた。スキャン画像上の文字や装飾文字など、従来のOCRでは読み取りが難しいPDFでも、より正確に学習させられるという。
さらに、PDF内に含まれる画像の意味を解釈して文字起こしできるため、スクリーンショット入りのマニュアルなどでも学習精度の向上が見込める。
料金面では、Wisora Starterが月額4万975円、Wisora Proが月額13万4750円で、Enterpriseは個別見積もり。PDF AI読み取りオプションは、Starterで月300ページ、Proで月1000ページまで基本料金内に含まれ、上限超過分は1.1円/ページとなる。なお、無料トライアル期間は従来の7日間から14日間に延長された。
ソラコムは、現場とデータをAIにつなぐ「リアルワールドAIプラットフォーム」構想の一環として、Wisoraを社内外情報の知識化を進めるデジタルサービスに位置付けている。
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