AIのウソはどう見抜く? 課金すべき? 人気記事トップ3で振り返る「生成AI活用術」
2026年03月13日 10時00分更新
本連載は生成AIをこれから活用しようとしている方たちのために、生成AIの基本やコピペしてそのまま使えるプロンプトなどを紹介。兎にも角にも生成AIに触り始めることで、AIに対する理解を深め、AIスキルを身に着けて欲しい。第50回はこれまでの連載で人気だった記事について解説する。
生成AI活用の基本を紹介する本連載、おかげさまで第50回を迎えることとなった。そこで今回は、連載のPVが多かったトップ3についておさらいと最新情報のキャッチアップを解説する。
第3位 AIは時々、もっともらしいウソをつく ハルシネーションを見破りファクトチェックする4つの方法
生成AIを使っていれば、多かれ少なかれハルシネーションには出会うことになる。特に、マイナーなネタや最新情報などは出力に誤情報が混じることが多い。
そこで人がファクトチェックしなければいけないのだが、すべての情報を昔ながらのアナログチェックをしていてはいくら時間があっても足りない。筆者は日々、生成AI漬けになっているのだが、その分、膨大な量のファクトチェックも行っている。
本記事は、筆者が普段行っているファクトチェックのルーチンを紹介したものだ。当時のニーズに合ったのか、掲載直後からよく読まれたようだ。
まずは、同じプロンプトを入力して、同じ内容が出力されるかどうかチェックすること。できれば、別の生成AIに入力して確認したい。異なる生成AIが同じ内容を出力するなら、信頼度は高くなる。筆者が愛用しているのは、「天秤AI」というサービスだ。1画面で最高6種類のAIに同時に同じプロンプトを入力することができるので、比較する手間が省けるのだ。
2つ目は怪しいところについて、「ソースは?」と追加質問すること。3つ目が段落単位でファクトチェックすること。最近のAIは賢くなっているので、1文だけでなく、4~5個の情報もまとめてチェックしてくれるので手間がかからなくなっている。とはいえ、やはりGoogle検索は今でも欠かせない。特に、固有名詞や金額などの数字はGoogle検索で一次情報に当たる方が早いからだ。
AIの出力を批判的にチェックできず鵜呑みにする人は、ビジネスでミスをするだけでなく、脳の力が落ちていくという研究結果もある。まだしばらくは、ファクトチェックの手を抜かないようにしてほしい。
第2位 プロンプトのコピペはもう古い。自分専用AI「Gem」でチームの生産性を爆上げせよ
通常のチャットUIだと、毎回最初からプロンプトを入力する必要があり、ルーチンワークだと手間がかかってしまう。そこで、おすすめなのがGeminiの「Gem」。あらかじめ、プロンプトやアップロードするファイルをパックにしておいて、利用時にはコアとなる情報を渡すだけで出力が得られる。
ベテランが作った便利なGemを共有機能で社内で活用すると、社内全体のAI活用レベルが上がるのでおすすめ。AIの真価を発揮させるためには、その業務についての深く広い知識が必要になるが、Gemさえあれば、新人でもベテランに匹敵するタスクをこなせるようになる。
ChatGPTにも「カスタムGPTs」と呼ばれる機能が用意されている。こちらも、ほぼ同様のことができる。
第1位 2026年からでも間に合う! ChatGPTやGeminiの有料プランをお勧めする理由
ChatGPTやGeminiの無料プランでも、高性能なGPT-5.4 ThinkingやGemini 3.1 Proを利用できるが、1日に使える回数が少ない。その後は、InstantやFlashといった軽量モデルしか利用できず、生成AIの便利さを享受することができない。
よく、軽量モデルを使っていて、ChatGPTやGeminiは使えない、という声を聞く。プロンプト構築スキルが足りていないこともあるが、単にAIの性能によるところもあるだろう。月額約3000円(20ドル)のプランで、上位のAIモデルを使い放題なのだから、ここはぜひ有料契約して使い倒してほしいところ。そのため、年始にこの記事を書いたのだが、想像を超えて読まれた。現在、無料プランを使っている人も興味を持っていただけたようだ。
この時は、ChatGPTとGeminiを紹介したのだが、今年に入ってAnthropicのClaudeが勢いづいている。今であれば3択となるだろう。この3つは、本当に選ぶのが難しい。
車で例えるなら、ChatGPTがどんな道でもそつなく走る万能なSUVなら、Claudeは静粛性と安全性が高く、美しい文章という内装を持つ高級セダンのような安心感がある。一方、Geminiは最新のナビや各種ツールとシームレスに連携するハイテクなEVといったところだ。機能や加速力に違いはあっても、どの車に乗っても遠くの景色を見に行くことはできる。だからこそ、スペックだけでなく、自分のフィーリングに合う「お気に入りの一台」を直感で選んで全く問題ない。
以上が、この1年間でよく読まれたトップ3となる。これからも、初心者向けに生成AIの便利な使い方を紹介していくので、ぜひご一読いただきたい。

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