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柳谷智宣の「簡単すぎて驚く生成AIの使い方」 第49回

ChatGPTに役割を与えたグループチャットでビジネスアイデア出しを加速させる

2026年03月06日 09時00分更新

文● 柳谷智宣 編集●MOVIEW 清水

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 本連載は生成AIをこれから活用しようとしている方たちのために、生成AIの基本やコピペしてそのまま使えるプロンプトなどを紹介。兎にも角にも生成AIに触り始めることで、AIに対する理解を深め、AIスキルを身に着けて欲しい。第49回はChatGPTのグループチャットについて解説する。

ChatGPTを加えたグループチャットは優秀なメンバーが増えたかのよう

 ビジネスで密なコミュニケーションを取りたいときに、チャットツールを活用している人も多いだろう。実は、ChatGPTもこの「グループチャット」機能を搭載している。2025年11月から日本、韓国、台湾、ニュージーランドで試験提供されており、無料プランでも追加料金なしで利用できるのだ。

 ChatGPTのUI上で、LINEのようなコミュニケーションが行えるうえ、当然ChatGPTも参加できる。話題が発散しそうなブレインストーミング時には文脈を理解して整理してくれたり、難解なキーワードの解説をしてくれる。その場でリサーチしてもらうこともできる。まるで、優秀なチームメンバーが増えたかのように振る舞ってくれるのだ。

 使い方は簡単。画面右上にある人のアイコンをクリックし、生成された招待リンクを共有するだけでいい。ちなみに、ChatGPTの履歴にある既存のチャットからグループチャットを始めることもできるが、自動的にコピーが生成される。

「グループで会話する」アイコンをクリックする

「グループチャットを開始する」をクリックする

グループのリンクが生成されるので、コピーして共有する

 グループのリンクを開くと、招待画面が表示されるので「グループチャットに参加する」をクリックすると、会話ができるようになる。参加したくないなら「無視する」をクリックすればいい。

共有されたリンクを開き、「グループチャットに参加する」をクリックする

 メンバーが参加すれば、あとは普通のチャットツールのように利用できる。「@」でメンションを付けることも可能。その際に、「@ChatGPT」とメンションを付けると、ChatGPTへの質問となる。すぐに返事が返ってくるので、気軽に利用できる。

参加させるChatGPTに役割を与えると違う目線の意見が増えることも

 わからないことを聞くだけでなく、「中立的なファクトチェッカー」や「あえて反対意見を述べる悪魔の代弁者」といった役割を与えることもできる。人間では難しいツッコミを入れてもらうことで、より現実的な議論ができるようになる。

複数メンバーでチャットコミュニケーションができる

「@」を入力し、メンバーやChatGPTにメンションを付けられる

会話の途中でChatGPTに参加してもらうことも可能

 他にも、画像やPDFをアップロードしたり、検索や画像生成など、ChatGPTの機能を利用することも可能だ。ChatGPTの利用枠は、プロンプトを入力したユーザーから消費されるようになっている。可能であれば、ChatGPT Plusなど有料プランのユーザーが積極的にChatGPTを利用するといいだろう。ちなみに、ユーザー同士でチャットをやりとりする分には、制限はない。

最新情報を検索し、その結果をまとめて報告させることができる

画像も生成できる

 プライバシー保護機能も搭載している。普段のChatGPTでは、設定をカスタマイズして猫語で出力させているようなユーザーもご安心を。グループチャットでは、個人の設定は利用されないようになっている。もちろん、個人のChatGPTメモリも利用されないので、過去の履歴がグループチャットに漏洩することもない。

 カスタム指示を利用したいなら、メニューの「ChatGPTをカスタマイズする」からできる。設定したカスタム指示は、そのグループチャットのみに反映される。

 「自動的に応答する」のスイッチをオンにすると、ChatGPTにメンションを付けなくても、文脈に応じて勝手に発言してくるようになる。もちろん、カスタム指示も反映する。

 例えば、新規事業の話をしていて、「スケジュール感は?」と質問したところ、「夢を見る前に段取り」「すぐ始めたいは無理」と即座にツッコミが入った。別に、すぐ始めたいとは言っていないのだが、カスタム指示に「辛辣にツッコミする」と入れておいたので、忠実にロールプレイしてくれているのだ。

グループチャットメニューから「ChatGPTをカスタマイズする」をクリック

カスタム指示を入力したり、自動応答機能をオンにする

ChatGPTが自発的に発言するようになる

 グループチャット内でChatGPTを利用できるのは想像以上に快適。もちろん、他のウィンドウに生成AIを開いてコピペしてもいいのだが、やはりリアルタイムに出力を共有できると臨場感が段違いだ。

 アイデア出しも、論点の整理も、議事録の作成もお手のもの。感覚的な会話をまとめることで、意思決定する際に役立てることもできる。雑談と共同作業の間にある曖昧なやり取りを、その場でアクションプランにする場として活用しやすくなるのだ。無料プランでも使えるので、まずは触ってみることをおすすめする。

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