プレイ実況配信はメモリー帯域を使うのでDDR5が有利
最後に「OBS Studio v32.0.4」でゲーム画面を録画した状態でのパフォーマンスをMarvel Rivals+1920×1080ドット時に限定して検証しておこう。OBS Studioの録画も1920×1080ドット60fps、エンコードにはNVEnc(AV1)を使用している。
エンコードにGPU内のエンコーダーを使用するため、録画しない時と比較して若干フレームレートが落ちる。平均フレームレートの出方については前掲の録画しない時の傾向とほぼ一致しているが、最低フレームレートの出方に注目するとRyzen 7 5700Xの方が落ち込みやすい。ゲームで描画したフレームをエンコードし、それを最終的にメインメモリーまで持ってきてファイルに出力するという処理をしている関係上、メインメモリーの帯域が細いDDR4は不利になると考えられる。
DDR4でがんばるという選択も尊重したい
以上でRyzenにおけるDDR4とDDR5世代の比較は終了としたい。やはりDDR5世代のRyzenは少々コア数が少なくてもDDR4世代のRyzenを性能で上回った。
若干予算がかかっても性能が下がるのは許容できない! という人は迷わずDDR5世代のRyzenを選ぶといいだろう。Socket AM5ならまだ当分現役であることは確定なので、息の長いPCになる。マザーの使い勝手においてもSocket AM5マザーは優秀だ。
一方予算が厳しい、性能は少々低くてもPCを手にしたいという人はDDR4版のRyzenも検討したい。DDR5版より遅いとはいえ、Ryzen 5000シリーズはまだ現役で使っていける性能である。
ゲームにおいてはCPUパワーで高フレームレートを維持するeSportsセッティングよりも、ほどほどの画質と解像度で遊ぶエンジョイ勢向けセッティングで遊ぶのであれば、DDR4版Ryzenでも十分役立つ。Socket AM4マザーはシンプルな設計のものが多く、白系マザーがないという欠点はあるにせよ、安さは命だ。



