Zoom活用事例:株式会社Another works

ZoomのAIで実現した、次世代の「商談効率化」──複業人材活用の質を高めるAnother worksの挑戦

文●貝塚/TECH.ASCII.jp

提供: ZVC JAPAN

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株式会社Another works 菅原ゆき乃氏

 近年、企業や自治体における人材活用の形は多様化しています。正社員や正規職員だけでなく、業務委託で専門スキルを持つ人材を活用したり、フリーランス人材と協業したりするケースが増えているのです。

 こうした多様な働き方をつなぐ存在が、株式会社Another worksが提供する「複業クラウド」です。複業クラウドは、複業やフリーランスとして仕事を求める人材と、複業人材を探す企業や自治体をマッチングするサービス。利用企業は月額利用料を払うだけで仲介手数料なしに人材を採用でき、多様な人材を円滑に活用できる仕組みを提供しています。

 ただし人材活用の多様化は、情報共有や案件管理、商談内容の記録・引き継ぎといった業務負担の増大という課題も生み出していました。こうした課題を解消するため、Another worksはZoomのソリューションを業務に組み込み、複業人材を含む多様な働き方に対応した業務効率化と人材活用の最大化を実現しています。

Zoom導入前に、Another Worksが抱えていた課題:複業・業務委託人材がより早期に成果を発揮できるよう、オンボーディングや研修・育成プロセスを強化してきた。。また商談記録の入力工数負担がデータ蓄積にばらつきを生み、営業からカスタマーサクセスへの案件引き継ぎにおいても、よりスムーズな連携体制の構築が課題となっていた。

増える複業・業務委託人材、しかし管理の負担は重い

 社外・組織外の人材をプロジェクト単位で活用する場合、案件の進捗管理や情報共有、商談記録の転記といったプロセスが必要になります。しかし社外人材は社員と共通した教育や経験を持たないことも多く、統率を取りづらい状況がまれる可能性もあります。特に記録の精度や情報の扱いに差が生じると、受注率や業務効率にも影響が出ることがあります。

 この課題に対してAnother worksは、「Zoom Meetings」「Zoom Revenue Accelerator」「Zoom Phone」を活用した統合的な運用を導入しました。同社では以前、複数のウェブミーティングツールを併用していましたが、操作性や接続の安定性に優れていることからZoom Meetingsに統一。その後、Zoom Revenue AcceleratorやZoom Phoneとの連携機能を知り、業務効率のさらなる向上を目的に導入を決定したといいます。

株式会社Another worksの導入ソリューション

Zoom Meetings
Zoom Revenue Accelerator
Zoom Phone

 導入に携わった菅原ゆき乃氏は、商談のアーカイブ化やAIによる要約機能に触れ、「担当者の業務負担が半分程度まで削減できた」と話します。

「これまでは、担当者が商談内容を記録しておき、後で情報を整理してCRM(顧客関係管理システム)に入力していました。担当者によって、商談内容の書き方にばらつきがあったり、多忙な時期においては業務負担となってしまい、入力が遅延、データがリアルタイムで反映できないという状況が頻発していました。Zoomのソリューションを導入してからは、AIが自動要約された商談内容が、Zoom Revenue Acceleratorを通じてCRMに自動的に連携されるようになり、この課題に対するコミュニケーションコストが大きく削減できたと感じています」(菅原ゆき乃氏)

 こうした商談記録の文字起こし、要約の自動化、CRMへの自動転機によって、内部資料の作成時間は、1商談当たりで従来のおよそ20分から、およそ5分にまで短縮されたといいます。

 1人につき、月間で数十件の商談を実施する同社にとって、この時間短縮の効果は大きく、1人あたり月間で300分前後もの時間的リソースを確保することにつながりました。この時間短縮が営業担当者の人数分乗算されると考えると、企業全体としては、非常に意味のある効率化だと言えるでしょう。

スコアリング機能で“受注パターン”を掴む

 業務負担の軽減に加え、Another worksでは商談の質そのものを向上させる取り組みも進めています。Zoom Revenue Accelerator上の「AIスコアリング機能」を活用することで、成功につながった商談を可視化し、新人や複業人材へのフィードバックにも役立てているのです。

 Zoom Revenue Acceleratorのスコアリング機能を使うと、商談であらかじめ指定したワードが使われているかどうかや、挨拶の有無など、事前に設定した条件と商談内容を照らし合わせて点数化することが可能になります。

 この機能を商談後のフィードバックに活用することで、担当者は、自身の強みや課題を客観的に振り返りやすくなり、次回の商談の改善や成果向上につなげることができます。商談を分析し、成功につながる言動や対応を可視化する仕組みを持ったことで、「受注率の高い商談の共通項」が徐々に見えてきていると、菅原ゆき乃氏は話します。

「受注率の高いメンバーのスコアリング結果を見てみると、スコアも高くなっている傾向が見えます。反対に商談相手との認識祖語が発生しているポイントなどにも気づきやすくなり、メンバーにフィードバックできるようになったこともありますね。『こういう言葉が出てきた商談では、うまくいくことが多いね』など、データに基づいた『受注パターン』を、皆で確認できるようにもなりました。Zoom Revenue Acceleratorを導入して、本当によかったと思っています」(菅原ゆき乃氏)

株式会社Another works、Zoom導入による効果:Zoom Revenue Acceleratorの導入により、オンライン商談や面談の運用が大幅に効率化された。参加者は固有のURLをクリックするだけで簡単に参加でき、通信や操作に関する不安が解消された。さらに文字起こしやAIスコアリング機能によって、議事録作成や商談内容の管理が自動化され、担当者は案件進行や人材評価など本質的な業務に集中できるようになった。

次世代の働き方を支えるプラットフォームへ

 今後、Another worksではZoom Revenue Acceleratorをハブとした商談の効率化やフィードバックの仕組みを、社内の他部門にも適用し、より包括的な業務の効率化を進めていく計画があるそうです。

 「挑戦するすべての人の機会を最大化する」をビジョンに掲げる同社にとって、複業クラウドはマッチングサービスに留まらず、多様な働き方を組織や地域社会全体に広げるためのプラットフォームです。

 Zoomのソリューションによる商談の自動化やスコアリング機能の導入により、同社は、単に作業を効率化するだけでなく、“各人材のスキルや経験を最大限に引き出せる環境を整えることに成功した”と言えるでしょう。人材活用の質そのものが向上することは、プロジェクトや商談の成果にも直結し、企業・自治体・個人の三者すべてに価値を提供していくことにつながります。

 企業や自治体が、必要なスキルを持つ人材を効果的に活用でき、個人は本業に加えて新たな価値を生み出せるようになる。Another worksは、この相互の関係性を支援し、次世代の多様な働き方を提示する存在として、今後も新しい働き方の可能性を切り拓いていくでしょう。

会社名:株式会社Another works
設立:2019年
本社所在地:東京都港区虎ノ門5丁目13-1 虎ノ門40MTビル3階
業界:IT・ソフトウェア

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