「ユーはどんなデータを分析したい?」 2025年のアンケートをまとめてみた

赤塚誠二

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 本記事はCDataが提供する「CData Software Blog」に掲載された「「どんなデータを分析利用したいですか?」アンケート 2025年版まとめ! 」を再編集したものです。

みなさんこんにちは、パートナーサクセスの赤塚です。

今回のブログでは、CDataの展示ブースでほぼ恒例となった「社内で利用しているデータテクノロジースタック」アンケートの結果について駆け足で振り返ってみたいと思います。

アンケートの方法は、CDataのブースにお立ち寄りいただいた方々にデータソース、データレイク、データウェアハウス、BIツール、AIプラットフォームのカテゴリーについて、自社で利用しているものにシールを貼っていただいています。

お忙しい中CDataのブースにお立ち寄りいただき、アンケートにお答えいただいた皆様ありがとうございました!

昨年のまとめはこちら
https://jp.cdata.com/blog/cdata-booth-survey-2024

総評

データソースはSalesforce・Excel・Microsoft製品が全イベント共通で上位を占め、エンタープライズ環境でのSaaS多様化とデータサイロ化の課題が浮き彫りになっています。

・データレイクはAmazon S3が圧倒的シェア(82〜100%)で、AWS構成のデータ基盤が日本市場でも標準化している状況が明確です。

・DWHはSnowflakeが各イベントで首位または上位を維持し、BigQuery・Databricksとの3強体制が形成されつつあります。

・BIツールはPower BI・Tableau・Excelの3製品が定番で、特にExcelは「やっぱり便利」との声が多く根強い人気を保っています。

・AIプラットフォームはChatGPT・Copilot・Gemini・Claudeの4強が全体の7割以上を占め、業務現場への生成AI普及が急速に進んでいることが顕著です。

・国産SaaSはkintone・Sansan・freee・Dr.Sum・MotionBoardが各カテゴリで健闘しており、日本特化型ソリューションへの需要と存在感が確認できます。

1 ガートナー データ&アナリティクス サミット

https://jp.cdata.com/blog/gartner2025

こちらのイベントは5月19日 (火) - 2日 (木) の3日間にわたってグランドニッコー東京台場で行われました。

全体的な傾向としてはガートナー社主催のイベントらしく、エンタープライズ色が強めでMicrosoftエコシステムが各カテゴリで上位の結果になっています。

また、CDataのブースにお立ち寄りいただいた方々の傾向としてはエンジニアよりはビジネス層の方々が多い印象で、アンケート結果としてもData LakeやDWHについてはやや回答数が少なめでした。

集計結果

・データソース(196票)
 Salesforceが圧倒的1位
 Excel、SharePointなどMicrosoft製品が上位
 SAP、Workdayなど大企業向けソリューションが目立つ
 kintone、Sansanなど国産製品も存在感

・データレイク(18票)
 Amazon S3が多数
 回答数が少なく、実態は不明確
 データウェアハウス(61票)
 Snowflakeが目立つ
 Dr. Sumが2位で日本製品も健闘

・BIツール(78票)
 Power BIが圧倒的トップ
 Excelも根強い人気
 MotionBoardが上位で日本製品も強い

・AIプラットフォーム
 Copilotが最多票
 ChatGPT、Geminiなど一般向け生成AIが上位
 業務現場へのAI普及が顕著

2 db tech showcase 2025 Tokyo

https://jp.cdata.com/blog/db-tech-showcase-2025

db tech showcaseは、7月10 - 11日の2日間にわたって開催された日本最大規模のデータ技術カンファレンスで、今年で14年目を迎えるデータベース関連イベントの老舗です。

こちらのイベントではOracle DBやAmazon S3など一部のアイコンが見えなくなるほど多くの回答をいただきました。

全体としてはAWS構成が全体的に優勢で、国産製品(Dr. Sum、MotionBoard)の健闘も目立っています。

集計結果

・データソース(298票)
 Oracle DB、PostgreSQL、MySQLなどDB製品が上位
 Excel、Google Sheetsなど日常業務ツールも存在感

・データレイク(42票)
 Amazon S3が圧倒的多数(アイコンが見えないほど)
 S3、RDS、Aurora、Redshift、QuickSightとAWS製品が各分野で上位
 AWS構成のデータ基盤が主流

・データウェアハウス(79票)
 Snowflakeが独走状態(26.6%のシェア)
 AWS、Google Cloud、Azure が目立つ
 Dr. Sumが国産DWHとして健闘

・BIツール(81票)
 Power BIが首位、Excelも上位でMicrosoft勢優勢
 Tableauも高い人気
 MotionBoardが国産として存在感

・AIプラットフォーム(103票)
 ChatGPT、Copilot、Geminiの3強が全体の72.8%
 Claude、Salesforce Agentforceも存在感
 一般用途とエンタープライズ用途で差別化が進行
 急成長分野で来年の動向に期待

3 Google Cloud Next Tokyo

https://jp.cdata.com/blog/google-cloud-next-tokyo-2025

Google Cloud Next Tokyoは、2025年8月5日(火)、6日(水)の二日間にわたって東京ビッグサイトで開催されました。

全体的な結果としては、Gemini(45)、Chat GPT(25)、Copilot(22)、Claude(18)といった生成AIツールが上位を占めており、AI活用への関心の高さは言うまでもありません。

また、Data Sourceへの回答が数が134で、企業内で国内外を問わず多様なSaaSが併用されており、データの観点からはサイロ化による分析・活用の課題があるのでは?と推測されます。

集計結果

・データソース(134票)
 Salesforce、GitHub、box、BacklogなどSaaS製品が主流
 Excel(21票)、Google Sheets(24票)のスプレッドシートツールが重要な位置
 PostgreSQL、MySQL、SQL Serverなども一定数維持

・データレイク(26票)
 Amazon S3が88%の圧倒的シェア
 Google Cloud Storageも存在感(イベント開催元ながらS3優勢)
 回答数が少なく実態とギャップの可能性

・データウェアハウス(77票)
 BigQueryとSnowflakeで約48%のシェア
 両製品の高いシェアが顕著

・BIツール(73票)
 Excelユーザーが多数(ピボットテーブル・集計機能の活用)
 Looker、Tableauなど専門ツールも一定のシェア
 AIエージェントとMCP Serverを使ったCData分析への関心が高い

・AIプラットフォーム(155票)
 Geminiが圧倒的1位(イベント特性)
 各社の統合戦略やMCPなどイノベーションによる今後の展開が注目領域

4 SNOWFLAKE WORLD TOUR TOKYO 2025

https://jp.cdata.com/blog/snowflake-world-tour-tokyo-2025

こちらは9月11-12 の二日間にわたってグランドプリンスホテル新高輪パミールで行われたSnowflakeのフラッグシップイベントです。

今年は初日の時点で事前の参加申込者数は1万人を超えたとの発表もあり、世界23都市で開催で開催されたSNOWFLAKE WORLD TOUR全体で見ても世界最大規模での開催となりました。

Snowflake主催のイベントという特性を除いてもSnowflakeの人気は高く、他のイベントでも共通している印象です。

集計結果

・データソース(205票)
 業務アプリケーション系が40%で最多
 CRM: Salesforce(27)が圧倒的、HubSpot、Dynamics 365
 ERP/会計: SAP ERP(16)、freee、NetSuite
 HR: Workday
 日本特化: kintone(8)、Sansan(9)、Backlog(8)

・データレイク(34票)
 AWS 28票(82.4%)- Amazon S3が圧倒的
 Microsoft 4票(11.8%)- OneLake
 Google 1票(2.9%)- Google Cloud Storage

・データウェアハウス(79票)
 Snowflake 47票で圧倒的(イベント特性)
 Databricks、BigQuery、Fabric、Data Cloud、Redshiftなど選択肢多数
 国産Dr. Sumの健闘が注目

・BIツール(90票)
 Tableau(26)、Power BI(21)の2強
 Excel(16)も根強い人気(「やっぱり便利」との声多数)

・AIプラットフォーム(94票)
 Copilot(25)、ChatGPT(21)、Gemini(16)、Claude(10)が上位
 メガクラウド系(Copilot、Gemini)と新興プレイヤー(ChatGPT、Claude)が混在

5 Cybozu Days 2025

https://jp.cdata.com/blog/cybozu-days-2025

Cybozu Days 2025は、10月27日、28日に幕張メッセで開催された年に一度のサイボウズの総合イベントで、今年は記念すべき10年目の開催となりました。

総評としては、サイホウズ製品のイベントらしくオフィス・コラボレーションツールへの回答数の割合が全体の49%と顕著です。
また、日本特化型SaaSへの回答数も全体の21%と存在感が大きい印象でした。

集計結果

・データソース(75票)
 オフィス・コラボレーションツール(49%): Excel(10)、MS Office 365(6)、box(5)、LINE WORKS(6)、Gmail(3)
 CRM/SFA(16%): Salesforce(8)、HubSpot(4)
 データベース(15%): PostgreSQL(4)、Oracle DB(2)、MySQL(2)
 日本特化型(21%): Sansan(6)、LINE WORKS(6)、freee(3)、Backlog(2)
 ERP/会計(9%): freee(3)、SAP ERP(2)、PCAクラウド(2)

・データレイク(5票)
 Amazon S3が全票獲得(100%)

・データウェアハウス(11票)
 Salesforce Data Cloud(5)、SAP Datasphere(3)、Dr. Sum(2)

・BIツール(12票)
 Power BI(7)、Tableau(2)、Excel(2)

・AIプラットフォーム(24票)
 ChatGPT(9)、Copilot(8)、Gemini(5)、Claude(2)

6 Databricks Data + AI World Tour Tokyo 2025

https://jp.cdata.com/blog/daiwt-tokyo-2025 

DatabricksのイベントということでもちろんDatabricksに一番多くのシールが貼られています。

集計結果

・Data Source(データソース)- 60ユーザー
 オフィス・コラボレーションツールが人気で、約半数を占めています。

・Data Lake(データレイク)- 9ユーザー
 Amazon S3 (8)が人気を集めました。

・Data Warehouse(データウェアハウス)- 31ユーザー
 Databricks(17)に続き、Amazon Redshift(5)、Snowflake(3)も票を獲得。

・BI Tools(BIツール)- 27ユーザー
 こちらはトップのTableau(13)に、Excel(5)、PowerBI(4)が続く形に。

・AI Platform(AIプラットフォーム)- 26ユーザー
 ChatGPT (8)、Copilot (8)、Gemini (5)、Claude (2) と、生成AI が人気です。
 また、AI Platformが全体の17%を占め、生成AIへの高い関心が伺えます。


改めて、弊社のブースにお立ち寄りいただいた皆様、アンケートにお答えいただいた皆様ありがとうございました!

また来年もどこかのイベントでお会いしましょう!

過去記事アーカイブ

2026年
01月
02月
2025年
01月
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2024年
02月
03月
04月
05月
06月
07月
08月
09月
10月
11月
12月
2023年
04月
07月
08月
09月
10月
11月
12月