既存のスプシに新しいシートを簡単追加 CData GoogleSheetsドライバーの使い方

浦邊信太郎

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 本記事はCDataが提供する「CData Software Blog」に掲載された「CData GoogleSheetsドライバーで既存のスプレッドシートにシートを追加する方法」を再編集したものです。

 CData GoogleSheetsドライバーを使用すると、既存のスプレッドシートに新しいシートを簡単に追加できます。この記事では、AddSheetストアドプロシージャの使い方と、便利なパラメータについて解説します。

AddSheetストアドプロシージャの基本的な使い方

 新しいシートを追加するにはAddSheetストアドプロシージャを使用します。追加先のスプレッドシートを指定するSpreadsheetIdと、シート名を指定するTitleの2つのパラメータだけで、指定したスプレッドシートに新しいシートを作成できます。

exec AddSheet @SpreadsheetId='<追加先のスプレッドシートのID>', @Title = '<シートのタイトル>';

追加で指定可能なパラメータ

 AddSheetストアドプロシージャでは、より詳細な設定を行うために以下のパラメータを追加で指定できます。

SheetId:シートのID
Index:スプレッドシート内のシートのインデックス
HeaderNames:1行目のレコードの値(ヘッダ)をカンマ区切りで指定
RowCount:行数
ColumnCount:列数
FrozenRowCount:グリッド内の固定された行の数
FrozenColumnCount:グリッド内の固定されたカラムの数

HeaderNamesパラメータの活用

 このなかで特に便利なのがHeaderNamesパラメータです。このパラメータはドライバーバージョンv25で追加された新機能で、シート追加時に1行目のレコード、つまりシートのヘッダを設定することができます。

使用時の注意点

 HeaderNamesパラメータを指定する場合は、SheetIdも併せて指定する必要があります

実行例

 以下は、HeaderNamesパラメータを使用してシートを追加する例です。

exec AddSheet@SpreadsheetId='1a5neRW1ON3nR34zqAmoTkDR2whxLFLVDOXILWZMPymQ', @SheetId='123', @Title = 'TestSheet', @HeaderNames='製品ID,製品名,製品コード';


 このクエリを実行した後のGoogleSheetsの画面を以下に示します。「TestSheet」という名前のシートが作成され、1行目に「製品ID」「製品名」「製品コード」という3つのヘッダが自動的に設定されます。

まとめ

 HeaderNamesパラメータを活用することで、シートの作成直後からレコードの追加が可能になります。従来は、シートを作成してからヘッダを別途追加する必要がありましたが、この機能により、ワークフローをより効率化できるようになりました。スプレッドシートの自動化やデータ連携を行う際に、ぜひこの機能を活用してみてください。

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