Zoomの新戦略――「柔軟性」と「共創」で描く次世代パートナーエコシステム
Zoomは11月5日(現地時間)、Zoom Upパートナープログラムの大幅なアップデートを発表した。今回の更新は、パートナー支援の強化と顧客体験の向上を目的としている。
Zoom Upパートナープログラムは、再販パートナーと代理店パートナー向けの異なる評価基準を導入し、個別にカスタマイズした評価が可能となる。これにより、各パートナーは自社に最適化された評価が受けられるという。加えて、柔軟なポイント制を採用することで、パートナーのビジネス目標に応じた活動に点数を獲得でき、プログラムへの参加が一層自由となる。
さらに、Zoomは年次評価期間を設定し、パートナーが年間計画を立てやすくした。また、サービスサーティフィケーションプログラムを統合したパートナー区分更新により、専門分野ごとに認定が受けられる仕組みを整えた。加えて、2026年2月からは、新たなパートナープログラム用ダッシュボードが導入され、パートナーは目標や達成状況を簡単に把握できるようになる。
Zoomの新たなパートナープログラムに対しては、Acceleraate社のCRO & Co-FounderであるMatt Cowell氏や、Packet Fusion社のCEOであるMatt Pingatore氏からも前向きな声が寄せられている。具体的には、パートナーとの関係性の向上を図り、成長に投資を続けるZoomの姿勢を評価する声が多く、プログラムの成長性と柔軟性が強調されている。

