Nulab Conference 2025より
もう、仕事の管理とかAIに任せましょうか。
中島氏はBacklog AI アシスタントについて、「メンバーが本来実現したい仕事の内容を、プロジェクトマネージャーのようにAIが形づくる存在」を目指していると話します。
2026年初頭にも提供が開始される予定のBacklog AI アシスタントは、外部のチャットツールなどとも連携しやすい仕様で開発が進められているそう。進捗を整理しつつ、少ない操作でチャットを通じて状況の連絡もしてくれるようになる……想像してみると、非常に仕事がしやすい環境になりそうです。
AIの話になると「仕事を奪われるんじゃないか」という話になることがあります(最近はそれほど見ないかも)。そうした議論の中で、「AIが業務を代替することで、人はより創造的なタスクに集中できるようになる」ともよく耳にします。
Backlog AI アシスタントはまさしく後者の状況を作ってくれる存在ですよね。きめ細やかな状況の把握や、その共有。チームに固有の複雑な課題の整理、事前にリスクを察知して防止。これらをAIが代替してくれるなら、私たちは、ひたすら想像と生産に時間を使えるようになりますから。
AIは日々進歩を続けているので、その「創造」の範囲がどうなっていくかというまた別の話もありますが、現在のところ「人間の創造性を最大限に発揮させるための、最高のAIの使い方のひとつ」になるのではないでしょうか。
タスク管理は、「話す」だけでよくなるのか?
先日開催されたNulab Conference 2025では、Backlog AI アシスタントだけでなく、ABEJAと協業して開発した新機能「AI バックログスイーパー」についても言及されました。
「お掃除屋さん」と銘打たれたこの機能は、未処理のタスクや停滞しているタスクを「お掃除する」存在。
具体的に説明すると、ウェブ会議から会議内容を自動で議事録化・タスク生成し、担当者に割り振ったり、反対に、タスクの完了を報告するだけで、Backlog上でタスク完了の処理をしてくれます。
会議の中でポロッと「○○君、これ、XX日までにやっておいてもらえる?」「はい、わかりました」といった会話があったものの、頼んだ側や頼まれた側がタスク化しておらず、いつまでも未処理のまま残ってしまって、仕事が前に進んでいかない……みたいな現象、ありますよね?


