アップルは9月29日、Apple Music、NFL、Roc Nationが、3度のグラミー賞受賞歴を誇る世界的アーティスト、バッド・バニーが、2026年2月8日(現地時間)にカリフォルニア州サンタクララのリーバイス・スタジアムで開催される「Apple Music 第60回スーパーボウル・ハーフタイムショー」に出演することを発表した。
ラテン音楽界の世界的スターが最大の舞台へ
出演決定に際し、バッド・バニー氏は「私の想いは自分自身を超えている。これは私の前に立ち、数えきれないほどのヤードを走り抜けてくれた人々のためだ。彼らがいたからこそ、私がタッチダウンを決めることができた。これは私の仲間、私の文化、そして私たちの歴史への捧げものだ。おばあちゃんに伝えてくれ、俺たちがスーパーボウルのハーフタイムショーをやるってな」と、熱い想いを語っている。
Roc Nationの創設者であるショーン・“ジェイ・Z”・カーター氏は、「ベニート(バッド・バニー)がプエルトリコのために成し遂げ、今も続けていることは、本当に感動的だ。世界最大の舞台に彼を迎えられることを光栄に思う」とコメントした。
NFLグローバルイベントプロダクション担当上級副社長のジョン・バーカー氏は、「バッド・バニーは現代の音楽シーンを定義するグローバルなエネルギーと文化的活力を体現している。世界で最も影響力があり、ストリーミング再生数の多いアーティストの一人として、ジャンルや言語、観客層を橋渡しする彼のユニークな能力は、スーパーボウル・ハーフタイムショーの舞台に立つ刺激的で自然な選択だ」と述べた。さらに、「彼のダイナミックなパフォーマンス、創造的なビジョン、そしてファンとの深い絆が、この象徴的な文化的瞬間から期待されるような忘れられない体験をもたらすことを確信しています」と付け加えた。
アップルの音楽・スポーツ・Beats担当バイスプレジデント、オリバー・シュッサー氏は、「ハーフタイムショーは音楽と文化の究極の祭典であり、バッド・バニーほどその交差点を完璧かつ真摯に体現するアーティストはほとんどいません」と語る。また、「彼の音楽は記録を塗り替えるだけでなく、ラテン音楽をポップカルチャーの中心へと押し上げました。今回再びNFLおよびRoc Nationと提携し、この歴史的パフォーマンスを世界中の数百万のファンにお届けできることを大変嬉しく思います」と続けた。
この発表に伴い、Apple Music Radioでは9月29日22時30分から、ゼイン・ロウ、イブロ・ダーデンらによる特別番組が生放送される。
Apple MusicとNFL、Roc Nationは複数年にわたるパートナーシップを結んでおり、スーパーボウルのハーフタイムショーを提供している。近年のショーは高く評価されており、ケンドリック・ラマーが出演した第59回はスーパーボウル史上最多視聴数を記録し、エミー賞を受賞。アッシャーが出演した第58回、リアーナが出演した第57回なども複数のエミー賞にノミネート、受賞を果たしている。











