Core Ultra 7 255HXを採用するLEVEL-15FR172-U7-TKPXをレビュー
「能ある鷹は……」を地で行く、フルHD・高画質で遊べるRTX 5070 Laptop搭載ゲーミングPCがこちら
2025年10月24日 10時00分更新
インターフェースは左右の側面と背面に分散配置
LEVEL-15FR172-U7-TKPXのインターフェースは左右の側面と背面に分散配置している。各面に備わるインターフェースは次のとおり。
USB Type-Cは映像出力に対応するほか、外部ディスプレーへの電源供給もサポートしているので、USBケーブル1本でモバイルディスプレーを増設してマルチディスプレー環境を構築できる。4K出力もできる点がうれしい。有線LAN端子もゲーミングノートPCとしてはうれしい装備。LEVEL-15FR172-U7-TKPXはWi-Fi 7の高速な無線LANも標準搭載しているので、通信機能は充実していると言える。
そのほか、LEVEL-15FR172-U7-TKPXの側面や底面には多数のスリットが存在する。これらはすべて冷却システムの吸排気口となっているため、稼働中はふさがないように注意したい。パッと見はシンプルデザインだが中身はバリバリのゲーミングノートPCなので、冷却システムはかなり強力だ。
テンキー付きキーボードで文字入力も快適
LEVEL-15FR172-U7-TKPXはテンキー付き日本語配列キーボードを搭載。メイン部のキーピッチは実測で約18mmのフルサイズ相当で、テンキーを含む一部のキーはそれよりもややピッチが狭い約16mmだった。テンキーは小さめだが、数値入力であれば問題ない範囲だろう。
キー数が多いテンキー付き日本語配列でありながら、カーソルキーがフルサイズだったり、「Home」「End」などの特殊キーの大半が独立キーになっていたりと、文字入力への気配りが感じられる設計がうれしい。
加えて、キーボードには全体の色と明るさを変更するマルチカラーLEDを装備。付属の設定アプリ「Control Center 3.0」で全15色から色や発光パターンを設定できる。ゲームをする時は気分を盛り上がる設定で、仕事時は落ち着いた設定、といった使い分けもいいだろう。
フルHDの最高画質を楽しめるアッパーミドル構成
LEVEL-15FR172-U7-TKPXのCPUはCore Ultra 7 255HX。Core Ultraプロセッサー(シリーズ2)世代で、ノートPC向けのアッパーミドルモデルだ。性能重視のPコアを8基、電力効率重視のEコアは12基備える、20コア/20スレッドのハイブリッドアーキテクチャーとなる。強力なAI向けユニット「NPU」も搭載し、CPU単体でもかなり高性能ではあるが、そこはゲーミングノートPCなので専用の外部GPUも搭載する。
その外部GPUには、NVIDIA RTX 50シリーズのノートPC向けアッパーミドルレンジに位置する、GeForce RTX 5070 Laptop GPU(以下、RTX 5070 Laptop)を採用。能力的にはWQHD(2560×1440ドット)ゲーミングも視野に入る性能が期待できる。フルHD(1920×1080ドット)なら高画質オプションにも余裕で対応できるはずだ。
システムメモリーは標準構成でDDR5の16GB(8GB×2)を搭載。ゲーミング用途であれば十分実用的な容量(一部のタイトルを除く)だが、クリエイティブ用途にも活用したい場合は、注文時のカスタマイズで32GB(16GB×2)や64GB(32GB×2)への増設も検討してはいかがだろうか。
ストレージは標準構成だと容量1TBのM.2 NVMe SSDだが、LEVEL-15FR172-U7-TKPXは最大3基のM.2 NVMe SSDを内蔵できる。容量が大きいゲームタイトルやクリエイティブ系のソフトをインストールするなら、こちらも増設してくおくと吉だろう。なお、全国のパソコン工房では全店舗でSSD取り付けサービス(有償)を実施しているので、購入後でも増設できる。





















































