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Ryzen 7 7800X3D+RTX 5070の“白”、Ryzen 7 9700X+RTX 5060 Tiの“黒”、どっちを選ぶ?

16万円台から、小さくてコスパのいいゲーミングPCをお探しなら、OZgamingはいかが?

文●タカフグ 編集●ASCII

提供: Sofmap

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「マルチフレーム生成」でゲームを快適に

 両機種のスペックで重要な点として、ゲームの「マルチフレーム生成」を使用できることも挙げられる。

 一部のゲームでは、GeForceのGPUを使用した際にNVIDIAのアップスケーリング技術「DLSS」を有効化できる。そのDLSSの機能の1つとして、ゲームのフレームレートを増加させるフレーム生成が使用できる。

 CHW-R78XD5070CHB-R97X60T8が搭載しているビデオカードは、 最新世代のGeForce RTX 50シリーズであり、レンダリングされる1フレームにつき、最大3フレームを追加で生成できる。これがマルチフレーム生成で、ゲームのフレームレートを爆増させることが可能だ。

 「モンスターハンターワイルズ」で、どれくらいの効果があるのか、マルチフレーム生成あり/なしでのフレームレートの変化を計測してみた。

グラフィックプリセット「ウルトラ」、解像度フルHD、マップ「緋の森」で、一定のルートで3分間移動した際のフレームレートを、「FrameView」で計測。マルチフレーム生成(Multi Frame Generation)は“MFG”と略

上と同じ条件で計測

 マルチフレーム生成を使用することで、どちらも平均フレームレートが3倍程度になっている。その効果は歴然だろう。

 ただ、フレーム生成は対応しているゲームでしか使用できないほか、PCのレイテンシー(遅延)が増加するなど必ずしもメリットしかないというわけではない、という点は覚えておきたい。

 とはいえ、対応しているゲームならかなりの恩恵を得られるため、ここは重要な利点と言えるだろう。

コンパクト&コスパ◎!3つのスペックを選べるのも嬉しい

 CHW-R78XD5070およびCHB-R97X60T8は、価格やスペックのバランスがかなり細かく考えられたゲーミングPCだと感じた。コンパクトなサイズに高いゲーミング性能を備え、パフォーマンスにあまり影響を与えない範囲でコストを抑える構成に仕上げているのが好印象だ。

 ただ、CHB-R97X60T8が搭載しているGPUはGeForce RTX 5060 TiのVRAM 8GB版であるため、少しVRAMが少なめではある。近年の大型ゲームタイトルでは、VRAM 16GB以上を推奨としていることも多く、やや心もとなさは感じる。フルHD画質設定なら問題ないが、WQHD画質設定で重たいゲームをする際はグラフィック設定に注意したい。

 CHW-R78XD5070は30万9800円、CHB-R97X60T8は24万8800円と、6万円ほどの価格差があるため、より高いゲーミング性能を取るか、総合的なコスパで選ぶか、どちらの選択肢もアリだ。ユーザーのニーズに合わせて選択できるのは嬉しい。

 コンパクトなゲーミングPCで、最新のPCゲーミング環境を試したい人は、CHW-R78XD5070CHB-R97X60T8をぜひ検討してみてほしい。

16万円台で買える高コスパモデルも選択可能!

 紹介した2つの検証機以外にもコスパに優れたモデル「CHB-R57X5060 [Ryzen7 5700x、RTX5060]」がラインアップされているのでライトゲーマーの方はCHB-R57X5060も視野に入れてみてほしい。CPUはAM4と旧世代モデルになるが、まだ現役として活躍できる場面が多い。メモリー32GB、SSD 1TB搭載で実売価格16万円台と買いやすい価格だ。

 コンパクトなゲーミングPCで、最新のPCゲーミング環境を試したい人は、CHW-R78XD5070CHB-R97X60T8をぜひ検討してみてほしい。

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