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RTX 5060 Tiを採用、「SENSE-F1B6-R75F-SKX」をチェック

写真・動画編集/AIにも! 入門からガッツリ作業までこなせる20万円台デスクトップPC

2025年08月26日 11時00分更新

文● 山口優 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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「iiyama PC SENSE-F1B6-R75F-SKX」

 パソコン工房を運営するユニットコムから、クリエイター向けミドルタワーパソコン「SENSE∞ F-Class」の新製品が登場した。冷却性能に優れたPCケースを採用しており、CPUやビデオカードの性能をフルに引き出しながら、安定動作を実現しているのが特徴。

 拡張性やメンテナンス性も高く、ユーザーの使い方や用途に合わせてメモリやストレージ、拡張カードなどを柔軟に増設・交換することができる。

 今回はそのラインナップのうち、AMD Ryzen 5 7500FとGeForce RTX 5060 Ti 8GBを搭載した良コスパモデル「iiyama PC SENSE-F1B6-R75F-SKX」を試すことができたので、製品の外観や使い勝手、パフォーマンスなどを詳しく紹介していこう。

CPUは6コア/12スレッドのRyzen 5 7500Fが搭載されている

GPUはNVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 8GBが採用されている

仕様機の主なスペック
CPU Ryzen 5 7500F(3.7GHz~5.0GHz)、6コア/12スレッド
CPUクーラー 空冷CPUクーラー
グラフィックス GeForce RTX 5060 Ti 8GB GDDR7
メモリー 16GB(8GB×2)
ストレージ 1TB SSD(NVMe対応)
内蔵ドライブ
通信規格 有線LAN(2.5GBASE-T)
インターフェース(前面) USB 3.2 Type-C、USB 3.0×2、ヘッドフォン出力/マイク入力
インターフェース(背面) USB 3.2 Type-C、USB 3.1×3、USB 3.0×4、アナログ7.1chサウンド、有線LAN端子、HDMI出力、DisplayPort×3
電源 750W 80PLUS BRONZE認証
サイズ およそ幅230×奥行465×高さ465mm
OS Windows 11 Home(64bit)

冷却効率に優れたケースの採用で安定した動作を実現

黒を基調としたシャープなデザインのケースを採用

 一般ユーザーやビジネスパーソン、クリエイター、トレーダー、ゲーマーなど、幅広いターゲットのニーズに合わせた製品展開で人気があるユニットコムのパソコンブランド「iiyama PC」。そのうち、漫画やイラスト制作、写真・動画編集、音楽制作、CG制作、CADなどに携わるクリエイター向けのラインナップが「SENSE∞(インフィニティ)」だ。入門者からプロまで、ユーザーのレベルに合わせた多彩なモデルが取り揃えられている。

 ラインナップのうちデスクトップパソコンは、小型で置き場所を選ばない「I-Class」、高性能と省スペースを両立したミニタワー型の「M-Class」、冷却性能や拡張性を重視したミドルタワー型のプレミアムモデル「F-Class」に分かれており、使い方や作業環境に合わせて選ぶことが可能。

 今回紹介する「iiyama PC SENSE-F1B6-R75F-SKX」は「F-Class」の中では比較的リーズナブルな製品で、ユニットコムの通販サイト「パソコン工房」では通常価格20万4800円からで販売されている。

 ケースサイズはおよそ幅230×奥行き465×高さ465mmとなっており、ミドルタワー型としては標準的な大きさ。机の上に設置することもできなくはないが、それなりに圧迫感はあるため、基本的には床置きで使うことになるだろう。

 ケースは黒を基調とした直線的でシャープなデザインを採用している。艶消しパネルとメッシュ状のパネルを組み合わせて重厚感を出しており、パソコンというよりは高級オーディオ製品のようなエレガントな佇まいが印象的。存在感はあるものの主張しすぎない外観のため、部屋のインテリアなどにも馴染みやすそうだ。

フロントは艶消しパネルとメッシュ状のパネルが組み合わせられている

本体天面

本体背面

 フロントのメッシュ部分から取り込んだ空気が、本体前面に搭載された140mmの大型ファン3基でケース内にくまなく届けられ、内部パーツを冷却して天面と背面から排気される仕組み。

 ケーブル類がマザーボードの裏側に隠されていてエアフローの邪魔をしない設計になっていることもあり冷却効率はかなり高いようで、後述するように負荷の高い処理を長時間続けた場合でもCPUやGPU、ストレージの温度は抑えられており動作も安定していた。

背面のネジを緩めてサイドパネルを外せば、簡単に内部にアクセス可能

 ケース上面には120mmファンを最大3基搭載できるスペースも用意されており、注文時のBTOカスタマイズで追加することが可能。120mmファン3基の代わりに、240mmまたは360mmの水冷CPUクーラーを選択することもできる。今回試したモデルにはいずれも搭載されていなかったが、より高性能で発熱の多いシステムの場合は搭載を検討してみるのがよさそうだ。

本体前面には140mmの大型ファンが3基搭載されている

本体背面のケースファン

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