革新性と信頼性に支えられたフォーティネットの「ユニファイドSASE」

文●フォーティネットジャパン 編集●ASCII

提供: フォーティネットジャパン

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本記事はフォーティネットジャパンが提供する「FORTINETブログ」に掲載された「大規模なユニファイドSASE:革新性と信頼性に支えられたフォーティネットの強み」を再編集したものです。

 SASE(セキュアアクセスサービスエッジ)は、テレワークを可能にする技術として進化してきました。SASEは現在、最新のセキュリティニーズである、AIを活用したオペレーション、広がるAPIエコシステムの保護、IT/OT環境の融合、および法規制環境の厳格化などに対応する組織を支える重要な役割を果たしています。

 複雑さが増すなか、SASEは、戦術的な対応策から戦略的アーキテクチャの柱へと進化してきました。SASEは現在、ネットワーキングとセキュリティを融合するフレームワークとして機能しており、管理を簡素化し、ユーザー、デバイス、および拠点を問わず一貫したポリシーを適用できます。

 フォーティネットのユニファイドSASEの背後にある当社の使命は明確です。市場で最も拡張性と柔軟性に優れた統合プラットフォームを通じて、ハイブリッド環境全体にわたり、安全で高性能、かつ一貫したユーザーエクスペリエンスを提供することです。

顧客の導入および業界の評価を通じて、ユニファイドSASEの強みが実証

 フォーティネットのユニファイドSASEに対するお客様のニーズは、急速な変革と拡大するお客様のニーズが後押しとなり、その勢いを加速させています。

 当社が2025年第1四半期の決算で共有したとおり、フォーティネットは、年間経常利益(ARR)が前年同期比26%増、取扱高が前年同期比18%増であると発表しました。注目すべきは、これらの顧客の48%が大企業であり、フォーティネットのユニファイドSASEがエッジだけでなく大規模に導入されていることを裏付けています。

 650 Group社によると (注1) 、フォーティネットは現在、導入ベースで世界第2位のSASEベンダーであり、当社のユニファイドSASEソリューションの採用が加速化していることが浮き彫りになっています。これは、統合ネットワークとセキュリティ機能に対する顧客からのニーズの高まりを反映しています。既存顧客の設置台数をベースとした有機的な成長に加えて、わずか数年前に採用した既存のセキュリティサービスエッジ(SSE)ベンダーから移行する組織の数の増加も見られます。この変化は、ネットワークとセキュリティに対する当社の統合アプローチ、特にセキュリティの有効性の改善、オペレーションの簡素化、および総所有コストの低減を推進するフォーティネットの能力に対する評価の高まりを反映したものだと当社は考えています。

 フォーティネットは、Gartner® Peer Insights™のVoice of the Customerレポートにおいて、セキュリティサービスエッジ(SSE)とSD-WANの両部門で2年連続「Customer’s Choice」の1社として評価された唯一のベンダーです。この評価は、フォーティネット セキュリティ ファブリック プラットフォームと顧客第一のアプローチに対する当社の顧客からの信頼を反映したものだと考えています。エネルギーおよび公共事業セクター担当アシスタントITマネージャの1人は次のように述べています

「We recently migrated to the FortiSASE platform, and my overall experience has been very fruitful. FortiSASE not only helped to fix our security gap but also improved our overall security posture. We have uniform security controls [secured internet access] for all our employees.」

 さらに、フォーティネットは、CyberRatings.orgレポートの4つのカテゴリー(エクスプロイト、マルウェア、回避、およびTLS / SSL機能)すべてにおいて、最高評価の「AAA」の評価を獲得しました。また、当社のユニファイドSASEソリューションは、SD-WAN、SSE、およびゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)機能全体について、ネットワーキングとセキュリティ機能を含め独自にテストおよび検証を実施しています。このテストには、ゼロタッチ(自動)プロビジョニング、ポリシー適用、アクセス制御などの側面も含まれます。

 フォーティネットのユニファイドSASEは、オペレーションを簡素化し、管理を一元化し、ユーザーエクスペリエンスを改善するため、地域の教育機関から世界的な医療機関まで、あらゆるお客様から注目されています。

絶え間ないイノベーションにより製品の機能強化を継続的に推進

 イノベーションは、フォーティネットの企業文化の基礎であり続けています。当社は、FortiSASEを含むフォーティネット セキュリティ ファブリック全体について、継続的に新機能を提供し、PoP(Points of Pesence)を拡大し、統合を深化させ、中断のないサービスレジリエンスを強化しています。

 当社は過去6ヵ月にわたりいくつかの強力な機能強化を導入しており、お客様は以下のことが可能になりました。

契約社員やBYOD(個人所有デバイスの持ち込み)に対するセキュアアクセス:FortiSASEを利用すると、エージェントレスで安全にアプリケーションにアクセスすることが可能で、ネットワーク上のすべてのデバイスを保護します。最近開発されたエージェントレスZTNA機能を利用すると、組織は、アプリケーションがホストされているWebのURLを共有するだけで、従業員や契約社員、または臨時のスタッフを問わず、あらゆるデバイスに対してシームレスにアクセスを許可することが可能で、手間をかけずに完全なセキュリティインスペクションが可能です。

ジオフェンシングによるユーザーアクセスの制限:最新のジオフェンシング機能により、ユーザーの地理的な位置情報に基づいてアクセス制御を厳格に適用することが可能で、セキュリティを次のレベルに引き上げます。仮想的な境界を定義することで、信頼済みのリージョン内にユーザーがいる場合のみ、重要アプリケーションへのアクセスを許可することができます。これにより保護のレイヤーを追加することが可能で、既存のゼロトラストポリシーとシームレスに統合しながら、未承認の場所からの権限のないアクセスをブロックすることができます。また、FortiSASEは、ユーザーの位置情報をリアルタイムに追跡することが可能で、地域の法規制に確実に準拠し続けることができます。

APIを活用した自動化を提供:FortiSASEはエンドポイント管理用のAPIをサポートしており、管理者は、ZTNAのタグ、プロファイル、ルール作成、およびモニタリングを自動化することが可能で、これらによりオペレーションを簡素化することができます。

セキュアSD-WANのテレメトリデータを拡張:FortiTelemetryは、常時オンのエージェントを利用することで、アプリケーションのパフォーマンスに関する実用的な詳細なインサイトを提供できるようになりました。アプリケーションおよびネットワークレベルの包括的な指標を取得し、実際のトラフィックでシミュレートし、エンドツーエンドなネットワークパスの検知を実装することで、根本原因を分析できます。

SaaSセキュリティ態勢管理(SSPM)の強化:フォーティネットは最近、SaaSセキュリティソリューションの大手イノベーターであるSuridata社を買収したことを発表しました。当社のユニファイドSASEポートフォリオに追加されたことで、SaaSのセキュアアクセスを提供する当社の能力がさらに強化されました。Suridataを通じて、SSPMテクノロジーが統合され、SaaS環境向けのAI/MLを活用したモニタリング、構成管理、IDの適用、および自動応答を提供することで、当社のユニファイドSASEオファーが機能強化されます。これにより、SaaSを活用するクラウドファーストな企業環境を包括的に保護することができます。また、これらのイノベーションを通じて、フォーティネットのユニファイドSASE内の既存のクラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)およびデータ漏洩防止(DLP)機能を補完することで、場所を問わずデータ保護を強化することができます。

プライベートクラウドの導入をサポート:法規制の要件の変化に伴い、FortiSASEのお客様の多くは、指定された法域内で、データを安全に処理する必要があります。当社はこのニーズに応えて、すぐに使用可能なプライベートSASEソリューションであるFortiSASE Sovereignを提供します。これにより、サービスプロバイダー、大企業、および政府機関は、独自のプライベートクラウドを構築することが可能で、機能やアーキテクチャ、導入、およびデータ主権に対する完全な制御を維持しながら、カスタマイズされた包括的なSASEサービスを利用できるようになります。

フォーティネットの優位性

 フォーティネットのユニファイドSASEの優位性は、単なる宣伝ではなく、強力な統合力で際立っています。単一のオペレーティングシステム(FortiOS)、単一のエージェント、単一の管理画面、単一のデータレイク、および緊密に統合されたAIを活用したセキュリティサービスにより、拡張可能な包括的なソリューションを実現します。

 お客様からは、統合によるコスト削減が高い評価を受けています。また、迅速化や複雑さを軽減する機能、およびあらゆる場所のユーザー、データ、アプリケーションの保護を強化する機能も高く評価されています。

 企業や組織がプラットフォームを統合しセキュリティアーキテクチャを最新化する中、フォーティネットは先頭に立って、あらゆる場所のユーザーやデータを保護できるようお客様をサポートしていることを誇りに思っています。ユニファイドSASEはもはや将来の目標ではなく、大規模なシンプルさを求める企業にとって、現在の優先事項となっています。

 SASEの次のステップに進む準備はできていますか? フォーティネットの統合プラットフォームとバンドル製品により、これまで以上に利便性が高まります。
 
 詳しくは、フォーティネットのユニファイドSASEの最新情報をご覧ください。

注1:650 Group, Publication: P61_SASE_Vendor_Shares_F1_4Q24 (Deployed), March 2025.

Gartner Peer Insightsに関する注意事項:今回の調査方法では、収入5000万ドル未満の企業のベンダーパートナーまたはエンドユーザーからのレビューは除外されています。詳細については「Voice of the Customer」の調査方法全文を参照してください。
Gartner, Voice of the Customer for Security Service Edge, Peer Contributors, 27, September 2024.Gartner, Voice of the Customer for Security Service Edge, Peer Contributors, 29, September, 2023.
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