第553回 SORACOM公式ブログ

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設定不要で使える!LTE Cat.1 USBドングル Speedway Plus SWD01販売開始

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 本記事はソラコムが提供する「SORACOM公式ブログ」に掲載された「設定不要で使える!LTE Cat.1 USBドングル Speedway Plus SWD01販売開始」を再編集したものです。

こんにちは、ソラコムの事業開発担当の名児耶(ニックネーム:saki)です。

2025年8月6日(水)より、ソラコムIoTストアにて「LTE Cat.1 USBドングル Speedway Plus SWD01」の販売を開始しました。

本製品は、LTE Cat.1通信に対応したUSB型の通信デバイスです。対応OSを搭載したホストデバイスに接続することで、ドライバやAPNの設定は不要で、すぐにセルラー通信を開始できます。

本記事では、SWD01の特徴とご利用までの流れについてご紹介いたします。

Speedway Plus SWD01について

販売価格:9,680円(税込・送料別・1,000円分のソラコムクーポン付属)
※IoT SIMは付属しません。別途お買い求めください。対応サブスクリプションについては 商品ページ をご確認ください。

Speedway Plus SWD01は、LTE Cat.1の通信方式に対応したUSB型のセルラー通信デバイスです。

最大下り10Mbps/上り5Mbpsの通信速度をサポートしており、センサーデータの送信やログのアップロード、Raspberry Piなど遠隔地の機器へのSSH接続といった、一般的なIoT用途に十分な通信性能を備えています。

また、Windows、Linux、macOS、iOS、Androidといった幅広いホストOSのデバイスをサポートしており、専用のドライバやAPN設定が不要で使える点もメリットです。

USB端子はType-Cを採用していますが、USB-Aポートのデバイスでもお使いいただけるよう、専用のUSB変換アダプターが同梱されています。設置面でも工夫がされており、コネクタ・ケーブル部を除いた本体のサイズは幅約34mm、長さ約51mm、厚み約11mmとコンパクトです。加えて、柔軟なUSBケーブルを採用しているため、限られたスペースにも無理なく接続できます。

動作温度範囲は−10℃から+55℃までと、幅広い環境での利用に対応しており、現場でのモバイルルーターの代替や産業機器への組み込みなど、多様な用途にご利用いただけます。

本製品はSORACOMのIoT SIM専用です。APNの変更やサブスクリプション追加、CHAP認証など一部機能は対応しておりません。詳細は 商品ページ をご確認ください。

ご利用までの手順

Speedway Plus SWD01は設定不要のため、専門知識がなくても、以下のステップでスムーズに通信を開始できます。

1. 同梱物を確認する

箱に入ったドングル本体と、専用USB変換アダプターが同梱されて届きます。
外箱の裏面には、IMEIやシリアル番号、取扱説明書のQRコード、サポート窓口の情報が記載されています。

2. SIMカードを挿入する

  1. 本体を裏返し、カバーの切り欠きに爪や細い器具を差し込み、本体カバーを開けます。
  2. 金属製のSIMスロットカバーをOPEN方向にスライドし、上に持ち上げます。
  3. IoT SIM(ナノサイズ)を正しい向きで置き、カバーを戻してCLOSE方向にスライドします。
  4. 本体カバーを元に戻します。

3. デバイスに接続して通信を開始

  1. USBポートにドングルを接続します。
  2. 本体の緑色のインジケーターが点滅後、点灯状態になれば通信の準備は完了です。
    インターネットに接続可能な状態になります。

ホストデバイスがPCの場合、SWD01はRNDIS(Remote Network Driver Interface Specification)プロトコルを通じてイーサネットデバイスとして認識されます。

OSごとの表示例は以下の通りです:

  • Windows:[イーサネット]などの名称で「Remote NDIS based Internet Sharing Device」として認識されます
  • macOS:[EigenComm Compo]という名称で表示されます
  • Linux(例:Raspberry Pi):eth0eth1 として認識されます

※ インターフェース名はOSや接続状況により異なる場合があります。

おわりに

Speedway Plus SWD01は、ドライバのインストールやAPN設定が不要で、USBポートに挿すだけで簡単にセルラー通信を利用できるUSB型の通信デバイスです。

「Raspberry Piを使って遠隔監視を始めたい」「産業機器のデータを定期的に送信したい」といった用途に適しており、複数のOSに対応しているため、さまざまなデバイスで柔軟にお使いいただけます。

手頃な価格で入手できるため、まずはセルラー通信を試してみたい方や、初めてIoTデバイスを導入される方にもおすすめの製品です。

なお、ソラコムIoTストアでは、より高速なLTE Cat.4通信に対応した「Soracom Onyx – LTE USB ドングル (SC-QGLC4-C1)」や「USB Type-C® & USB-A 両対応 LTE USBドングル UD-USC1」などの製品も取り扱っています。通信速度や使用予定のOS、ユースケースなどに応じて、最適なデバイスをお選びください。

― ソラコム名児耶 (saki)

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