第551回 SORACOM公式ブログ

ソラコム公式ブログ

大崎電気と連携しスマート保安の実現に向けた検証モデルを開発、SORACOMの契約回線が800万回線を突破、他 ほぼ週刊ソラコム 07/12-07/25

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こんにちは。ソリューションアーキテクトの takuya です。

梅雨が明けて、いよいよ夏本番ですね!セミの声や強い日差しに、夏を感じる日が続いていますが、みなさん元気にお過ごしでしょうか?私は日中は自宅でリモートワーク、日が沈んでから外出する生活になってきました。それでは今週もアップデートを見ていきましょう。

アップデート

変更の詳細については ChangeLog を参照ください。

  • 07/15(火)
    • Remote Command HTTP/SSH の料金発表の延期について
      • Remote Command HTTP/SRemote Command SSH の料金の発表時期を延期します。当初、2025 年 6 月を目処に発表するとお伝えしておりましたが、これを延期して、2025 年 8 月以降の発表といたします。それまでの間、これらの機能は無料で利用できます。
    • 大量の IoT SIM を一括で変更できるバッチ処理機能を追加しました
      • SORACOM ユーザーコンソールで、大量の IoT SIM の一括変更処理を CSV のアップロードで行えるバッチ処理機能の提供を開始しました。
      • 従来、100 枚を超える大量の IoT SIM を更新する場合は API を利用したスクリプト (プログラム) を準備するのが効率的でした。スクリプトは柔軟性が高いものの、その準備や実行に手間がかかることがありました。バッチ処理機能を用いると、対象の API に必要なパラメータを含む CSV ファイルをアップロードするだけで一括変更を実現できます。
  • 07/16(水)
    • SORACOM アイコンセット v2.5 を公開しました
      • SORACOM アイコンセットに 11 個のアイコンを追加して、v2.5 として公開しました。
    • SORACOM MCP Server の Early Access 版をリリースしました
      • SORACOM MCP Server は、Model Context Protocol (MCP) 対応サーバーです。生成 AI ツールが SORACOM API を呼び出すゲートウェイとして機能します。
      • SORACOM MCP Server を利用することで、利用者が SORACOM API の仕様を知らなくても、生成 AI が問い合わせの意図を解析し、適切な API を自動的に選定 / 実行します。出力は表形式やグラフ形式でビジュアルに提示できるほか、ほかの MCP サーバーや生成 AI ツールが利用できる Web 検索なども同時に利用することで、SORACOM API の活用シーンがさらに広がります。
      • SORACOM MCP Server は NPM パッケージとして公開 されており、Claude Desktop や Cursor など MCP 対応サービスからすぐに利用できます。
    • 業務支援のための生成AIボットサービス「Wisora」を発表し、先行登録を開始しました
      • 2025 年 7 月 16 日に業務支援のための生成 AI ボットサービス「Wisora」を発表し、先行登録を開始しました。この新しいサービスは、企業が保有するドキュメントや Web 情報を活用し、従業員や顧客からの問い合わせに対して自動で応答したり、回答案を提示することができる生成 AI ソリューションです。
      • Wisora を利用することで、カスタマーサポートでの問い合わせ対応の補助や社内ヘルプデスク、マーケティングサイトでの顧客接点の創出など、さまざまなシーンでの活用が期待されます。
      • Wisora の詳細については、Wisora公式サイト を参照してください。
    • GPS + Beacon Edge Unit SORACOM Edition の販売を開始しました
      • JENESIS 株式会社の「GPS + Beacon Edge Unit SORACOM Edition」の取り扱いを、SORACOM IoT ストアで開始しました。GPS による位置情報取得、温度/湿度などの環境センシング、BLE ビーコンの受信とクラウドへの送信機能を搭載した IoT デバイスです。
      • 詳細は、商品ページ を参照してください。
    • ソラカメ屋外利用キットの予約販売受付を開始します
      • Soracom Cloud Camera Services (略称: ソラカメ) を屋外で利用するための 2 つの新製品について、本日より予約販売を開始します。
      • ソラカメ屋外スターターキット:電源がある場所であれば、すぐにソラカメを利用できるセットです。4G (LTE) 対応 Wi-Fi ルーター、大容量アップロード IoT SIM、防水対応 AC 電源アダプタをすべて防水ケースに収容しています。
      • ソラカメ屋外ソーラーキット:電源がない場所でもソラカメを利用できる、ソーラーパネル付き充電バッテリー Box のセットです。4G (LTE) 対応 Wi-Fi ルーター、大容量アップロード IoT SIM も含まれています。
      • 両キットともに 7/16 (水) に予約販売を開始し、発送は 8 月上旬を予定しています。
      • 詳しくは、各製品の商品ページを参照してください。
    • SORACOM Harvest Data に保存するデータにカテゴリを指定できるようになりました
      • SORACOM Harvest Data に新たにカテゴリ名を指定できる機能が追加されました。SORACOM Harvest Data を有効化した SIM グループにカテゴリの ON/OFF、カテゴリ名を指定できます。
      • このカテゴリ名を使用したグループに所属した IoT SIM がデータを SORACOM Harvest Data へ保存すると、データにカテゴリ名が付与されます。これまでは分析の前に IoT SIM ごとにデータを取得する必要がありましたが、カテゴリ名を用いることで、複数の IoT SIM をまたがって同じカテゴリ名を持つデータを可視化/分析できるようになりました。
      • このカテゴリは SORACOM Query でも利用できます。特定のカテゴリに絞ったデータをクエリし、平均値、最大値、最小値などの演算値を簡単に取得できます。
      • 詳細は SORACOM Harvest Data を有効化する および SORACOM Query のドキュメントを参照してください。
    • SORACOM Query を正式に提供開始
      • 2023 年から一部のお客様に対して先行利用を開始したデータ分析基盤サービス「SORACOM Query」に新機能が追加され、正式に提供を開始しました。
      • SORACOM Query は SORACOM プラットフォームに蓄積された IoT データを検索/分析できるサービスです。自然言語から SQL への変換、リアルタイムデータの可視化、スケーラブルなクエリ実行を使用し、IoT データを安全に収集/保存/分析します。
      • 詳細については、SORACOM Query を参照してください。
    • SORACOM Flux の OpenAI の AI モデルがクレジットに対応しました
      • SORACOM FluxAI アクション で利用できる OpenAI の AI モデルの利用方法を拡張しました。これまでお客様の OpenAI API キーが必要でしたが、SORACOM Flux のクレジットでも AI アクションを実行できるようになりました。
      • お客様の OpenAI API キーも引き続き利用できます。従来の方法でお客様の API キーを利用した場合は、クレジットを消費しません。
    • SORACOM Flux に SORACOM Flux アプリテンプレートが追加されました
      • SORACOM Flux に新たに「SORACOM Flux アプリテンプレート」が追加されました。あらかじめ用意されたテンプレートを使用して、簡単に Flux アプリを作成できます。
      • 従来の Flux アプリ作成では、お客様は名前や概要を入力してアプリを作成した後、チャネルを作成し、アクションを順次追加する必要がありました。
      • アプリテンプレートを利用すると、お客様はチャネルやアクションを個別に作成・設定する必要がなくなります。また、作成されたアプリの設定をカスタマイズして、用途に合わせた Flux アプリを簡単に設定できます。
      • 作成方法の詳細は SORACOM Flux アプリテンプレートから Flux アプリを作成する を参照してください。
  • 07/25(金)
    • 日本カバレッジの SMS 機能付き IoT SIM の新規購入条件を変更しました
      • 他事業者と SMS 送受信が可能な一部 IoT SIM の新規購入条件を 2025 年 7 月 25 日に変更しました。
      • 対象製品
        • SORACOM Air for セルラー plan-D (バンドルなし、SMS/データ通信)
        • SORACOM Air for セルラー plan-D (D-300MB、SMS/データ通信)
        • SORACOM Air for セルラー plan-K
      • アカウント種別ごとの変更内容
        • 個人アカウントのお客様
          • 上記製品の新規提供を終了するため、個人のお客様はこれらの IoT SIM を新たに購入いただくことができなくなります。
        • 法人アカウントのお客様
          • 上記製品の新規購入をご希望の場合は、お手数ですが、SORACOM サポート にお問い合わせください。

Blog記事

外部メディア

プレスリリース

  • 07/15(火)
    • 大崎電気と連携し、スマート保安の実現に向けた 検証モデルを開発
      • 株式会社ソラコムと大崎電気工業株式会社(本社:東京都品川区、取締役社長執行役員COO:渡辺光康、以下「大崎電気」)は、商業施設等における電気設備のスマート保安の実現に向け、検証モデルを開発したことをお知らせします。
      • 深刻化する人手不足を背景に、電力をはじめとするライフライン分野では、インフラ設備の保安業務をデジタル技術によって効率化・高度化する「スマート保安」が注目されています。大崎電気は、スマート保安の実現に向けたソリューションを検討するなかで、これまでの実績を活かせるソラコムのIoT通信技術を採用し、検証用モデルの開発に至りました。
      • 大崎電気は今後、この検証モデルでの実証を進め、スマート保安ソリューションの製品化を目指します。
  • 07/16(水)
    • オールインワン型IoTデバイス 「GPS + Beacon Edge Unit SORACOM Edition」を提供開始
      • 株式会社ソラコムは、JENESIS株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 CEO 藤岡淳一)と共同で、位置情報、環境センシング、BLEビーコン通信など、IoTに必要な基本機能を1台に集約したIoTデバイス「GPS + Beacon Edge Unit SORACOM Edition」を開発しました。本製品は、2025年7月16日より、SORACOM IoTストアにて予約を開始します。
      • 本製品は、GPSおよびQZSS(準天頂衛星システム)による位置情報の取得、温度、湿度の環境センシング、加速度センサー、BLEビーコンの送受信といった機能を搭載しています。通信には、省電力かつ広域通信に適したLTE-M(LTE Cat.M1)に対応しており、電源を入れるだけですぐに利用を開始できます。DC給電、USB給電のほか、1,500mAhのバッテリーを内蔵しているため、電源確保が難しい現場でも運用できます。また、外部アンテナ接続(GPS、LTE)にも対応しており、受信性能の向上を計れます。
      • ソラコムとの共同開発により、本製品はデバイスからのデータ収集を手軽に開始でき、導入後も複数台の設定を円滑に変更、管理できる設計となっています。SORACOMのデータ収集・蓄積機能、ダッシュボード作成・共有機能やアラート通知機能を活用することで、短期間で可視化を実現し、データの利活用の幅を広げることが可能です。収集されたデータは、自社システムやクラウドとも簡単に連携でき、さまざまな業務環境への統合もスムーズに行えます。
    • Webから申し込んですぐ始められる 生成AIボットサービス「Wisora」を発表
      • 株式会社ソラコムは、企業が保有するドキュメントやWeb情報を取り込み、従業員や顧客からの問い合わせに対して自動で応答したり、回答案を提示するAIボットを簡単に作成・運用できる業務支援のための生成AIボットサービス「Wisora(ウィソラ)」を発表し、本日より先行登録を受け付けます。Wisoraは、今後さらに機能を拡張し、ビジネス現場での生成AI導入を支援するサービスとして展開していく予定です。
      • Wisoraは、2023年12月にソラコムのユーザーサポート業務での生成AIを活用した取り組みをきっかけに開発されました。その後、一部のユーザーに先行的に利用いただき、 社内外のフィードバックをもとに改良を重ねました。「Knowledge(知識)」と「Application(活用)」を組み合わせて「Wisdom(知恵)」を生むというコンセプトのもと、より実用的な生成AIサービスとして進化しています。
      • Wisoraを使うことで、WebページやHTML、PDF、Officeドキュメントなどの各種ファイルを読み込むことで、社内外向けのAIボットを簡単に構築できます。RAG(Retrieval-Augmented Generation)を活用し、読み込んだ情報をもとに正確な回答を生成します。質問に対する応答の精度はフィードバックを通じて継続的に改善できる仕組みになっており、業務利用に求められる品質を維持・向上させるための各種機能も備えています。デザインのカスタマイズ、対話履歴やフィードバックの可視化といった運用管理機能も充実しています。
      • 提供するプランは3つで、「Wisora Starter」では、WebサイトやWebウィジェット、Slackとの連携を通じてAIボットをすぐに公開・利用することが可能です。上位プランの「Wisora Pro」では、ドキュメントの自動再読み込みや外部APIとの連携に対応します。さらに、「Wisora Enterprise」では、業務システムとの高度な統合や用途特化型の専用エンジンを提供します。
    • 「SORACOM Flux」にアプリテンプレート機能を追加、 8種類のテンプレートを公開
      • 株式会社ソラコムは、IoTシステムの自動化を目的としたアプリケーションを構築できるサービス「SORACOM Flux(ソラコム フラックス)」において、より手軽に自動化アプリケーションを構築できる「アプリテンプレート」機能を追加し、2025年7月16日より8種類のテンプレートを公開します。さらに、より多くのユーザーによる生成AIの活用を促進するため、SORACOM Fluxを通じたOpenAIの最新生成AIモデル(GPT-4.1 / GPT-4oシリーズ)の利用時に消費するクレジットをこれまでより6割安い価格で本日から提供します。
      • これまでSORACOM Fluxでは、アプリケーションを構成する各要素(イベントソース、条件、アクション、出力先など)をユーザー自身が設計する必要がありました。今回追加された「アプリテンプレート」機能により、代表的なユースケースに最適化されたテンプレートを選択するだけで、基本構成が複製され、ユーザーは、最小限のパラメーター調整のみで自動化アプリケーションをすぐに利用開始できます。
    • IoTプラットフォームSORACOMの契約回線が、800万回線を突破
      • 株式会社ソラコムは、データ通信サービス「SORACOM Air」の契約回線数(*1)が、800万を突破したことをお知らせします。
      • ソラコムは、2015年にIoT通信サービス「SORACOM Air」を皮切りにサービスを開始して以来、センサーやデバイスから収集されるデータを、クラウドと連携して活用できる仕組みを開発者や企業に提供してきました。1回線から利用できる柔軟な契約形態、WebコンソールやAPIによる一括管理機能、開発支援サービスの充実により、「SORACOM Air for セルラー」全体では、213の国と地域、509キャリアに対応し、世界中で幅広い業界で利用されています。

スライド公開

今後のイベント

他に「こんなことを書いてほしい」「読者からのお便りを紹介してほしい」などなどご要望やご質問、本ブログ記事の感想などございましたら、X のハッシュタグ #SORACOM で Post いただけると幸いです。#ほぼソラ でも大丈夫です!

それでは。また次回をお楽しみに!― ソラコム takuya @okeee0315

投稿 大崎電気と連携しスマート保安の実現に向けた検証モデルを開発、SORACOMの契約回線が800万回線を突破、他 ほぼ週刊ソラコム 07/12-07/25SORACOM公式ブログ に最初に表示されました。

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