フォーティネット、世界中のインシデントレスポンス能力を強化する戦略的プログラム「FIRST CORE」イニシアチブに参加

文●フォーティネットジャパン 編集●ASCII

提供: フォーティネットジャパン

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本記事はフォーティネットジャパンが提供する「FORTINETブログ」に掲載された「フォーティネットは、グローバルなサイバー能力を構築するための新しい取り組みでFIRSTと連携」を再編集したものです。

 リソースが不足している世界中の地域で一連の課題の増加に直面しており、サイバーレジリエンスに大きな影響を及ぼしています。これらの課題には、急速に進むデジタル導入の取り組み、サイバーセキュリティの専門人材の不足、およびグローバルネットワークを標的とする脅威アクターの巧妙化などが含まれます。最近の傾向として、発展途上国の重要インフラを標的としたランサムウェア攻撃に加え、これらの地域エリアが新たなサイバー犯罪グループの踏み台として利用されることが増えており、深刻な真実が浮き彫りになっています。サイバー能力の構築に投資することは、自国を守る各国を支援するだけではなく、これは、相互接続された私たちのデジタルエコシステム全体のセキュリティを強化することになります。

 このような現実を踏まえると、世界中のサイバーレジリエンスを強化するには、官民連携を推進することが不可欠です。フォーティネットは、能力開発およびコミュニティ開発を通じて世界中のサイバーセキュリティチームやインシデントレスポンスチームをサポートするために、FIRST(Forum of Incident Response and Security Teams)の全く新しい取り組みであるCORE(Community, Operational capacity, Resilience, and Empowerment)イニシアチブの創設メンバーとなったことをお知らせできることを非常に嬉しく思っています。

COREの創設パートナーとしてのフォーティネットの役割

 FIRST COREは、世界中のインシデントレスポンス能力を強化することを目的とする戦略的プログラムであり、サイバーセキュリティの改善をサポートするきめ細かな取り組みを通じて、グローバルインシデントレスポンスコミュニティの専門知識と見識を共有します。この新しい取り組みは、国際的なサイバーセキュリティコミュニティ内におけるFIRSTの教育、トレーニング、および知識共有の長年の歴史が基盤となっています。

 フォーティネットは、人材リソースが限定的な地域のインシデントレスポンス能力を構築するために、FIRST COREに協力して、FIRSTの取り組みに不可欠な資金を提供しています。COREプログラムは、以下を通じて能力開発の優先事項をサポートします:

・インシデントレスポンストレーニングコンテンツの新規作成および更新
・所得水準が低いパートナーに対して現地のトレーニングコストを助成
・代表性の低い地域や国家的な責任を担うチームをサポートし、FIRSTのグローバルコミュニティに関与し参加できるように、奨励金プログラムであるSuguru Yamaguchi Fellowship Programの機会を強化
・地域の関係性とメンターのネットワークを構築

FIRSTとの継続的な連携

 フォーティネットとFIRSTの連携は15年近くになります。FIRSTは1990年に設立された組織で、政府関係、民間部門、および学術界全体のさまざまなセキュリティチームやインシデントレスポンスチームが集まって構成されています。現在、この組織には、100以上の国から600を超えるメンバーが参加しています。特に、国境を超えたセキュリティインシデントがより一般化する中、FIRSTおよびそのメンバーは、国際的なサイバーセキュリティの連携を強化するために、年次カンファレンスであるFIRSTCONや最近導入されたグローバルイベントシリーズなどさまざまなイベントやパートナーシップの取り組みを通じて協力しています。

 サイバーセキュリティ課題への対応における民間の業界組織と公共セクターの組織間の連携の重要性は、フォーティネットとFIRSTとの関係からも明らかです。当社は、この協力関係を通じて世界中の国のコンピュータ緊急対応チーム(CERT:Computer Emergency Response Team)と連携することで、サイバーセキュリティとインシデントの防止を推進することが可能です。

 FIRSTとの取り組みは、グローバルな活動に積極的に参加して、より安全なインターネットを構築し、サイバーセキュリティを改善するための当社の取り組みを示しています。例えば、フォーティネットはFIRSTを通じて、当社の専門知識を幅広いコミュニティに提供しながら、他のメンバーのデータ、コンテンツ、および知識を活用しています。

サイバーレジリエンスを団結して構築

 リソース不足に直面している地域は、サイバーセキュリティ関係の課題で孤立しているわけではなく、私たち全員に影響を及ぼす共有するデジタルインフラストラクチャの脆弱性を意味します。脅威の状況が進化し続ける中、私たちの集合的なセキュリティは、すべての国が、巧妙化する攻撃に対する効果的な防御に必要なツール、知識、パートナーシップを持つことにかかっています。

 フォーティネットは、FIRST COREなどの取り組み、および公共セクターと民間セクターの継続的な協力を通じて、サイバー環境のレジリエンスをグローバルに強化します。当社は現在、世界中のサイバー能力の構築などに投資を行っており、将来のサイバーセキュリティ課題への対応に寄与する可能性があります。

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