CData MCP Servers + Claude Desktop 日本語を扱う際の注意点と対応方法
本記事はCDataが提供する「CData Software Blog」に掲載された「CData MCP Servers + Claude Desktop:日本語を扱う際の注意点と対応方法」を再編集したものです。
本記事ではCData MCP Serversで日本語などマルチバイト文字の値でデータを更新する際の注意点と対応方法を説明します。CData MCP ServersはCDataが提供する、400種類以上のSaaSやデータウェアハウス、DBに対応したMCP(Model Context Protocol)サーバの総称です。CData MCP Serversを利用することで、Claude Desktopをはじめとする様々なツールから、SaaS、データウェアハウス、DBのデータを利用したAIとの対話、それによる課題解決が可能になります。CData MCP Serversの詳細はこちらの記事をご覧ください。
CData MCP Serversは「Salesforce のアカウントにXを追加して」といったプロンプトでデータの更新も可能です。しかし、デフォルトの設定ではClaude Desktopから日本語などのマルチバイト文字で更新を行うと更新されたデータが文字化けするという問題があります。
以下から、この問題の対応策として、日本語でも正しく更新できるように設定を変更する方法を説明します。
1. テキストエディタでClaude Desktopの設定ファイルを開きます。
Claude Desktopの設定ファイル 「claude_desktop_config.json」のパスは以下の通りです
・Windows: %APPDATA%\Claude\claude_desktop_config.json
・macOS: ~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
2. CData MCP Serverの設定にエンコーディングの設定を追加します。
たとえばCData MCP Server for Salesforce 2024がインストールされている環境では以下の設定が記述されています。
{
"mcpServers":{
"Salesforce":{
"command":"C:\\Program Files\\CData\\CData MCP Server for Salesforce 2024\\jre\\bin\\java.exe",
"args":["-jar","C:\/Program Files\/CData\/CData MCP Server for Salesforce 2024\/lib\/cdata.mcp.salesforce.jar","Salesforce"]
}
}
}
以下のようにJava の-jar オプションの引数に「-Dfile.encoding=UTF-8」を追加し保存します。
{
"mcpServers":{
"Salesforce":{
"command":"C:\\Program Files\\CData\\CData MCP Server for Salesforce 2024\\jre\\bin\\java.exe",
"args":["-jar","-Dfile.encoding=UTF-8","C:\/Program Files\/CData\/CData MCP Server for Salesforce 2024\/lib\/cdata.mcp.salesforce.jar","Salesforce"]
}
}
}
3. Claudeを再起動します。
これで設定は完了です。これにより日本語でも正しく更新できるようになります。
もしこの記事の内容について分からないことがありましたらCDataのサポートデスクまでお気軽にお問い合わせください。

