Zoomビジネスアップデート

Zoom認定コミュニティリーダー・株式会社パートナープロップ 磐崎友玖氏

Zoomを極めたプロは「Zoomは単なるビデオ会議ツールではない、収益向上ツール」と語る

文●貝塚/TECH.ASCII.jp

提供: ZVC JAPAN

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株式会社パートナープロップの磐崎友玖氏

 Zoomの魅力や効果的な使い方の発信などを通じて、Zoomを取り巻く環境を活性化させる「Zoomコミュニティリーダー」に、株式会社パートナープロップの磐崎友玖(いわさき・ゆうく)氏が就任した。

 長年、Zoomを深く活用しながら営業組織のオペレーションを設計してきた磐崎氏。今回の任命に際し、Zoomとの出会いから現在の視座、そしてこれからの展望までを聞いた。

「なるべくしてなった」任命

 株式会社パートナープロップでの磐崎氏の業務は、ひと言で表現すれば「仕組みづくり」。

 営業部隊を統括しながら、収益を伸ばすための仕組みをいかに標準化し、全社のオペレーションに適用していくかに注力している。そんな磐崎氏は、Zoomについてこんな風に語る。

 「Zoomは“ビデオミーティングの会社”と思われがちですが、それは本質じゃない。事業の成長、収益の加速、意思決定の高速化――Zoomはそこにこそ貢献できる“ソリューション”ですし、ZVC JAPANは企業の売上、そして収益を伸ばすポテンシャルのある会社です」

 Zoomを単なるミーティングツールとしてではなく、ビジネス成長の基盤として活用してきた磐崎氏。ZVC JAPANの担当者は、磐崎氏について「磐崎さんは、私たちが説明するよりも前にZoomの機能をいろいろ試されて、組織のオペレーションに組み込んでいます。私たちも磐崎さんから勉強させてもらっています(笑)」と話す。

Zoomとの出会いは学生時代。「世界はこっちに向かう」と確信

Zoomとは学生時代に出会い、インターン期間中に積極的に使い始めたという

 磐崎氏が初めてZoomに触れたのは学生時代。インターン期間中に、就活の相談などで自然と使い始めたという。

 「あの時期、個人向けにもチャットツールやミーティングツールなどが大きく普及してきていて、直接会わなくても、オンラインでのコミュニケーションで距離感が縮まるという環境が、一般的になりつつあったと思います。そう感じさせてくれた“ビジネス系プロダクト”がZoomでした。これからの世界は、こういったコミュニケーションがより一般的になっていくな、と強く思いました」

 そこから時を経て、現在の磐崎氏は、“業務の中でのZoomソリューション”をどのように捉え、活用しているのだろうか。磐崎氏は、こんな具体例を教えてくれた。

「例えば、Zoomのソリューションをクライアントとの合意形成のプロセスで使えば、商談の検討期間を短くすることもできると思います。私たちは営業活動の際にクライアントに提出する資料を『提案書』ではなく『検討資料』と呼んでいます。この検討資料は、『Zoom Revenue Accelerator』を使って書き起こされたクライアントとの話し合いの内容を、AIに読み込ませることで作っています。そうすると、クライアントが使う言葉で書かれた提案資料ができあがるんです。

 こうした営業活動にまつわるデータはすべて蓄積していて、データ化しています。営業活動で、受注の確度を測るためによく使われる『BANT:Budget(予算)、Authority(決裁権)、Needs(ニーズ)、Timeframe(導入時期)』という指標がありますが、私たちは独自のバランススコアカードも参照していて、合意形成の際に参照できるようにしています」

 自然な流れでZoomを使い始めたZ世代ならではの感覚が、彼の実績にも表れているだろう。

 磐崎氏が業務の中でZoomをどのように活用しているのかについては、活用事例の記事も参照してほしい。

コミュニティの価値は「ユーザーのアイデア」から生まれる

 磐崎氏がコミュニティリーダーとして今後注力したいのは、Zoomの導入を単なる“効率化”ではなく、企業の“成果創出”に結びつけることだという。

「導入するだけで終わるのではなく、“Zoomを使って売上や収益が伸びた”という人が、もっと増えていくといいなと思っています。そのためのアイデアは、ユーザーから生まれてきます。だからこそ、ユーザーがナレッジを発信し合い、再利用可能な仕組み=エコシステムを形成していきたい、そのために活動していきたいと考えています」(磐崎友玖氏)

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