フォーティネットのSSEソリューションで教育委員会のサイバーセキュリティを確保

文●フォーティネットジャパン 編集●ASCII

提供: フォーティネットジャパン

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本記事はフォーティネットジャパンが提供する「FORTINETブログ」に掲載された「FortiSASEを利用して、地区教育委員会のネットワークとユーザーを保護」を再編集したものです。

お客様の視点
 教育現場にテクノロジーが浸透する中、教育委員会では機密データを保護し、堅牢なネットワークセキュリティを維持することが不可欠になっています。全国の各地域の学区では、ITのベストプラクティスを確立し、サイバーセキュリティを標準化し強化する参照アーキテクチャを開発しています。これらのフレームワークにより、国内の各地域の教育委員会は、サイバー脅威に対するセキュリティを確保しながら、安全で効果的な学習環境の構築に注力することができます。

SASE高性能なSASEにアップグレード

 約3万5000人の生徒と4500人の従業員で構成される大規模なある教育委員会は、SD-WANインフラストラクチャを、セキュアアクセスサービスエッジ(SASE)ソリューションにアップグレードするため地域の学区から融資を受けました。しかし、4万人のユーザーを対象とした3年間のセキュリティサービスエッジ(SSE)のライセンスに対する教育委員会のレガシー投資は、パフォーマンス上の深刻な問題と技術的な制約を抱えていました。契約が終了する頃には、効率性と信頼性がより高いSSEソリューションを探す必要があることは明白でした。

 すでにフォーティネットのセキュアSD-WANやセキュアネットワーキング、スイッチ、およびセキュリティオペレーションソリューションを導入している同地区の教育委員会にとって、ネットワークの最新化のニーズに対応するために、ユニファイドSASEの一部でフォーティネットのSSEソリューションであるFortiSASEを評価することは当然のことでした。FortiSASEを利用すると、リモートユーザーはアプリケーションやWebリソースにセキュアアクセスすることが可能で、あらゆるクラウド上のアプリケーションやデータを保護できます。

 SSEソリューションにとって重要な要件は、エージェントレスデバイスとの互換性でした。同委員会が所有する4万台のデバイスのうち3万台はChromebookで、デバイス上のエージェントをサポートしていません。また、このソリューションは90以上のSD-WANの拠点をサポートし、安全なブラウジングなど包括的な一連のセキュリティ機能を提供する必要があり、理事会の広範なネットワーク全体の堅牢な保護を確保する必要がありました。

 同委員会が概念実証(POC)を実施した際、FortiSASEは、既存のフォーティネットソリューションでインタフェースに慣れていたため、使いやすさの点で際立っていました。フォーティネットは、同委員会の具体的なユースケースに合わせてFortiSASEを調整し、既存のフォーティネット セキュリティ ファブリックにシームレスに統合できることを示しました。さらに、同ソリューションは追加コストなしで、ゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)やクラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)などの機能が備わっており、以前のSSEソリューションよりも大幅に機能強化されていました。また、フォーティネットが、2024年Gartner® シングルベンダーSASEのMagic Quadrant™ でチャレンジャーの1社として評価されたことも説得力のある要因でした。

 同教育委員会は、4万人のユーザーに対してFortiSASEを展開し、それをFortiGuard AI活用セキュリティサービスによって補完することで、90以上の拠点からなる大規模ネットワーク全体の脅威を、包括的かつ一貫的に、自動的に検知、分析し、対応を実現しています。

あらゆる場所で一貫性あるセキュリティ

 同委員会は、フォーティネット セキュリティ ファブリックを利用して、FortiSASEソリューションを、既存のネットワークおよびセキュリティインフラストラクチャにシームレスに統合しました。また、フォーティネットのセキュアSD-WANとFortiSASEの各ポリシーを、FortiManager管理ソフトウェアシステムと運用ツールを使用して一元管理し、各拠点に、FortiGate次世代ファイアウォール(NGFW)を設置しました。

 FortiSASEに切り替えることで、以前のSSEソリューションで目立ったパフォーマンスと技術的な問題の解決に成功しました。現在は、オペレーションの効率化、優れたパフォーマンス、およびフォーティネットの専任のアカウントチームや技術チームの卓越したサポートの恩恵を受けています。このようなプラスの体験は、同委員会の以前のSSEベンダーとの関係とは全く対照的です。さらに、フォーティネットは、簡素化されたライセンスと機能バンドルにより、実質的な付加価値を提供しています。

 FortiSASEとFortiGuard AI活用セキュリティサービスの強みを組み合わせることで、同委員会の生徒、教員、およびスタッフに対して、より堅牢で一貫的な保護を提供することができます。FortiSASEは、同委員会の制限的なSSEソリューションを置き換えるものであり、FortiClientユニファイドエージェントを実行するデバイスに対して、エンドポイントの態勢評価、ソフトウェアインベントリ管理、脆弱性アラート、包括的なエンドポイント保護など、大幅な機能強化をもたらします。

 同委員会は、フォーティネットと連携することで、学区で規定されているセキュリティの設計要件に対応しながら、生徒や教職員に対して、より安全でセキュアなデジタル環境を提供することができます。同委員会は、フォーティネットが提供する柔軟性の高いネットワーキング基盤を利用することで、オンサイトでもリモートでも、対象の学校全体に高性能かつ安全なデジタル学習体験を提供できるよう支援しています。
 
詳細は、フォーティネットのユニファイドSASEをご覧ください。

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