会話が資産に変わる。商談時間は40%削減、受注率は2倍に
Zoomの導入は、同社の営業成績に劇的な変化を起こしました。その代表的な例が、提案準備にかかる作業時間の劇的な短縮です。
「以前は、営業担当が記憶を頼りに過去の商談を思い出しながら、資料をゼロから作っていました。今では、Zoomの録画と文字起こしを基に生成AIが構成を提案してくれるため、準備時間を約75%も削減できました」
さらに、1回の商談でクロージングに至る確率が大幅に向上。商談回数は40%削減され、受注率は約2倍、商談化率も1.8倍に改善し、限られたリソースでより高い成果を出す“営業組織の効率化”が実現しています。
録画・共有の文化が社内に定着したことで、提案の精度も一段と向上。営業担当者からは「話すことに集中できるようになった」「お客様の言葉を活かした提案ができるようになった」「録画で振り返れる安心感」や「商談に参加していないメンバーとも共通認識が持てる」といったフィードバックも自然と生まれ、Zoomの活用がカルチャーとして根づいてきた実感があるといいます。
顧客からも「話していた内容が正確に議事録や提案に反映されている」と好評で、提案の信頼性と受注率向上に確かな手応えを感じていると磐崎氏は語ります。商談という一過性のやり取りが、会社全体の“成長資産”として着実に蓄積されていく体制は、同社の新たな強みになりつつあります。
「Zoomを活用することで、営業チームは商談情報をリアルタイムで可視化できるようになり、提案プロセスの標準化が進み、さらに育成・改善サイクルも一貫して回せるようになりました。組織全体が共通の視点で顧客と向き合えるようになったと感じています」
RevOpsは「スケールに先立って整えるべき武器」
一般的に、RevOps(Revenue Operations)は企業が成長した後に整備すべき領域と捉えられがちですが、むしろ最初に着手すべき重要な戦略的基盤です。ツールはあくまで手段に過ぎず、真に重要なのは「情報をいかに蓄積して、価値や売上につながる資産に変換するか」という設計そのものです。その点で、Zoomの活用は組織作りに大いに貢献したと磐崎氏は説明します。
「Zoomの本質的な価値は、“会話”という非構造的かつ流動的な情報を、構造化された“成長資産”に変換できる点にあります」(磐崎氏)
同社はZoomを情報の起点として全社統一し、インサイドセールス、営業、マーケティング、カスタマーサクセスなどの部門が商談から提案、社内共有までを1本のデータラインで繋げることで、組織全体の判断精度と行動速度を大幅に向上させました。このプロセスは、RevOpsが目指す「全体最適」の実現そのものであると磐崎氏は述べています。
そんな同社は、今後“パートナーマーケティング”という新たな考え方を国内に広めることに力を入れていくとしています。
「従来の代理店営業にありがちな“お願い営業”や“属人的な成果”に依存するのではなく、誰でも再現可能なチャネル戦略として、パートナービジネスを“マーケティング”のように設計・運用する発想が、これからの時代に求められる変革であると確信しています。直販が強い企業が勝つ時代から、パートナーチャネルも設計できる企業が勝つ時代へと変わる中で、その変革をリードする存在として、私たち自身も進化を続けていきます」
ツールの力を最大限に引き出して、強力な戦略に組み込んだ株式会社パートナープロップ。同社は今後、パートナー戦略における新たなスタンダードを切り拓いていくに違いありません。
株式会社パートナープロップ、Zoom導入の効果:商談録画・文字起こし・CRM 連携によって、情報の蓄積・一元化のみならず、提案構成やフォローアップの効率化・高度化を実現。属人化や情報分断を未然に防ぎ、提案書作成時間75%削減、商談回数40%削減、受注率2.0倍、商談化率1.8倍などの成果に。
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