このページの本文へ

ROG Strix GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 OC Editionをレビュー

マルチフレーム生成は真のゲームチェンジャーなのか? ROGのRTX 5070 Tiを旧世代と比較

2025年05月27日 10時00分更新

文● タカフグ 編集●ジサトラヒロム

提供: ASUS JAPAN株式会社

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

ベンチマークで前世代からの進化をチェック

 それでは、実際のパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は、GeForce RTX 4070 Tiを搭載する「ROG Strix GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X OC Edition」と、GeForce RTX 3070 Tiを搭載する「TUF Gaming GeForce RTX 3070 Ti」と比較してみる。

 ドライバーは検証時点で最新のGame Ready ドライバー バージョン576.28を使用。各ビデオカードはOCモードではなくデフォルトのモードで動作させている。なお、接続はRTX 5070 TiのみPCIe 5.0接続、他はPCIe 4.0接続となる。その他、主な検証環境は以下の通り。

●検証環境
CPU インテル「Core Ultra 7 265K」
(20コア/20スレッド、最大5.5GHz)
CPUクーラー ASUS「TUF Gaming LC II 360 ARGB」
(簡易水冷、360mmラジエーター)
マザーボード ASUS「TUF GAMING Z890-PLUS WIFI」
(インテル Z890、ATX)
メモリー Crucial「CP2K32G60C40U5B」
(16GB×2、DDR5-6000)
ビデオカード ASUS「ROG Strix GeForce RTX 5070 Ti 16GB GDDR7 OC Edition」、
ASUS「ROG Strix GeForce RTX 4070 Ti 12GB GDDR6X OC Edition」、
ASUS「TUF Gaming GeForce RTX 3070 Ti」
ストレージ Crucial「P3 Plus CT1000P3PSSD8JP」
(PCIe 4.0、1TB、M.2 SSD)
電源ユニット ASUS「TUF Gaming 1200W Gold」
(1200W、80 PLUS GOLD)
OS Microsoft「Windows 11 Pro」(24H2)

 まず、3DMarkの各テストでGPUのパフォーマンスを比較してみる。非レイトレーシングテストの「Time Spy」と「Steel Nomad」、レイトレーシングを使用する「Port Royal」と「Speed Way」の計4つのテストを実施した。

 前世代のRTX 4070 Tiに対して、負荷が軽めなTime Spyでは約20%とそれほど差が開かなかったが、より負荷が高いSteel Nomadは約40%の伸び率を記録し、性能アップを実感できる。

 また、レイトレーシング系テスト2種でも、40%近い伸び率を記録している。レイトレーシング向けコアであるRTコアの世代が進化していることで、高負荷なレイトレーシングのパフォーマンスもしっかり向上しているようだ。

 RTX 3070 Tiに関しては、OCモデルでないためやや低めにスコアーが出ている可能性もあるが、世代ごとの伸びは順当と言えるだろう。

 続いて、定番である『ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク』でスコアーを計ってみた。今回はすべて4K解像度、グラフィックプリセット「最高品質」、フルスクリーンモードでテストしている。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク(4K、最高品質)のスコアー

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク(4K、最高品質)のフレームレート

 “黄金のレガシー”へのアップデートに伴い、描画負荷も向上した本作だが、今回検証したGPU3つであれば4Kでもそこそこ快適に遊べるレベル。1つの基準となる、最低60fps以上を達成しているのはRTX 5070 Tiのみというのはやや注目できるポイントかもしれない。

 RTX 4070 TiなどのメインターゲットはWQHDゲーミングだったが、RTX 5070 Tiならゲーム次第でしっかり4Kも狙えそうだ。

カテゴリートップへ