AI主導の脅威検知・保護では生成AI活用を制御する新機能

フォーティネット、AI機能を全製品に拡張 ネットワーク・セキュリティ運用のAIエージェントも

文●福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 フォーティネット(Fortinet)は、2025年4月8日(米国時間)、同社のセキュリティ ファブリック プラットフォームの全ソリューションにAI機能である「FortiAI」を搭載したことを発表した。

 FortiAIは、AIドリブンな脅威の検知・保護を提供する「FortiAI-Protect」、生成AIやAIエージェントによってセキュリティ運用を効率化する「FortiAI-Assist」、AIシステムのセキュリティを強化する「FortiAI-SecureAI」の3つの領域でAI機能を提供する。

FortiAIのイメージ図(FortiAIの製品ページより

 あわせてFortiAI-ProtectとFortiAI-Assistの新機能も発表された。

 FortiAI-Protectでは、AIアプリケーションの使用状況を検知する機能や生成AIへのアクセスとコンテンツを制御する機能を追加。さらに、機械学習と大規模なデータ分析を拡張し、脅威分析とマルウェアに対する保護を強化している。

 FortiAI-Assistでは、ネットワーク運用とセキュリティ運用のためのエージェント型AIアプリケーションを追加した。

 ネットワーク運用向けのエージェントは、ネットワーク構成やセキュリティポリシーの更新、構成の検証や修正、ネットワーク問題のトラブルシューティングや修復を自律的に実行する。セキュリティ運用向けのエージェントは、アラートのトリアージ(優先付け)や脅威ハンティングによる検知、推論による脅威の特定、脅威インテリジェンスの活用などを支援する。

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