膨大なアラートを自動で整理! 「FortiAI」でサイバーセキュリティを強化
提供: フォーティネットジャパン
本記事はフォーティネットジャパンが提供する「FORTINETブログ」に掲載された「FortiAIによるセキュリティオペレーションの強化」を再編集したものです。
日々進化するサイバー脅威に備えつつ、複雑さを増すインフラストラクチャを管理するセキュリティリーダーの重責は大きくなるばかりです。拡大を続ける攻撃対象領域や、絶え間なく発生するセキュリティアラート、ゼロデイ脆弱性の減災という難題に対し、CIOとCISOは防御力を強化しながら運用効率を高める方法を見つけなければなりません。残念ながら、従来のセキュリティアプローチでは対応に限界があり、AIを活用したソリューションが必要とされています。
実効性のあるAIドリブンセキュリティとは?
課題として、AIセキュリティツールはすべて同じではないという点が挙げられます。その多くはサイロ化していたり、信頼できる学習データが不足していたりします。さらに、開発を急いだために新たなリスクが発生することもあります。FortiAnalyzerに組み込まれているFortiAIは、10年以上に及ぶFortinet AIの技術革新と特許を基盤としています。脅威検知の自動化、手作業の削減、実用的インテリジェンスによるチームへの支援により、スタンドアロンのAIツールのように効率の悪さや制限が生じることなく、セキュリティオペレーションを強化します。
FortiAIによるセキュリティの簡素化:概要
FortiAIは、主にFortiGateからFortiAnalyzerが収集したデータの中から、分析が必要な脅威を特定します。収集、分析、対応のプロセスが自動化されているため、組織は脅威をより迅速に検知でき、最小限の労力脅威を封じ込め、修復でき、対応時間の短縮も可能です。
その効果は甚大です。セキュリティアナリストは、アラートのフィルタリングに何時間も費やす代わりに、AIドリブンのクエリを実行できます。例えば、「過去24時間で最も重大な脅威は?」、「今日、セキュリティ制御を回避したマルウェアはどれ?」などと質問すると、優先度の高い情報が即座に表示されます。
ノイズの排除:効率的な脅威の優先順位付け
セキュリティチームにとってもう一つの重大な課題は、毎日発行される膨大な量のアラートを管理することです。誤検知や優先度の低い通知は、多くの場合、アナリストが本物の脅威に集中する妨げとなり、インシデントを見落とすリスクを増大させます。
こうした状況に対応するため、FortiAIではAIドリブンの分析を使用して、侵害の深刻度、影響、発生確率に基づいてアラートを分類し、優先順位を付けます。これにより、セキュリティチームは最も緊急性の高い脅威に集中すると共に、誤検知に費やす時間を減らすことができます。
FortiAnalyzerに組み込まれたFortiAIは、直感的でAIを活用した対話式インタフェースを備えています。これを使用して、セキュリティ専門家は重大な脅威を見つけ出し、そのコンテキストを素早く判断することができます。組織はアラートのトリアージを合理化することで、効率性の向上、ITリソースの最適化、セキュリティギャップの最小化が可能になります。
プロアクティブな脅威ハンティング:攻撃の先手を打つ
事後対応のセキュリティは、もはや有効に機能しません。組織は脅威がエスカレートする前に、積極的な捜索を行う必要があります。FortiAIは過去の攻撃データやネットワークテレメトリ、リアルタイムのセキュリティインテリジェンスを分析することで、プロアクティブな脅威ハンティングを強化します。セキュリティチームは、AIを活用したクエリ(「過去1週間のユーザーの振る舞いで異常な点を教えて」など)を使用して隠れた脅威を明らかにし、攻撃者の動きを正確に追跡することができます。
マルウェアの発信元、影響を受けたエンドポイント、攻撃のタイムラインなど、FortiAIが提供する情報によって調査は迅速化され、より素早く効果的な対応が可能になります。ハイブリッド環境をシームレスに統合する機能は、包括的な脅威検知とインシデント管理を実現します。
ネットワーク / セキュリティオペレーションの変革
FortiAIがアラートのトリアージを自動化し、脅威への対応を最適化することで、セキュリティチームは手作業での調査から、コンプライアンス、長期的脅威ハンティング、セキュリティアーキテクチャの改善といった戦略的な対策に重点を移すことができます。
CIOとCISOにとってAIドリブンセキュリティの統合は、効率化だけでなく将来を見据えたオペレーションという意義もあります。AIは、組織によるネットワーキングとセキュリティの管理方法を短期間で変革し、サイバー防御に対するより俊敏かつ強靭なアプローチを形成します。
FortiAIを選択する理由
FortiAIは単なるツールではなく、現代のセキュリティチームにとってのゲームチェンジャーです。高度な分析とAIドリブンの自動化機能を兼ね備え、組織が脅威の一歩先を行くと同時に、セキュリティの展開、管理、制御を簡素化することを可能にします。
・セキュリティオペレーションの合理化:アラートのトリアージや脅威の優先順位付けを自動化し、対応時間を短縮します。
・生産性の向上:アナリストの負担を軽減し、チームが重要なタスクに専念できるようにします。
・新たな脅威に対する防御:AIを活用した脅威ハンティングにより、リスクをプロアクティブに検知し無害化します。
・セキュリティコストの削減:ITリソースを最適化し、セキュリティ侵害による経済的影響を最小限に抑えます。
FortiAIでセキュリティ態勢を刷新し、変化の激しい今日のサイバーセキュリティ情勢で成果を上げるためのツールを手に入れましょう。AIドリブンのサイバーセキュリティを導入する準備はできましたか?
詳しくは、フォーティネットのAI活用ソリューションをご覧ください。
この記事の編集者は以下の記事もオススメしています
-
sponsored
人材不足がセキュリティリスクに? フォーティネットが提言する人材確保のカギ -
TECH
量子暗号通信の実用化に向けた可用性の確保 オプテージ、フォーティネットらが実証実験 -
sponsored
EDRが発したアラートへの対応が遅れ、100GB超の情報漏洩! どうやったら防げた? -
sponsored
OTセキュリティの未来予測! 2025年、リーダーが注目すべき5つの動向 -
sponsored
大幅強化された「FortiOS」で包括的OTセキュリティプラットフォームを構築 -
sponsored
改造版Havoc Demonが猛威! SharePointを悪用した新たな攻撃を解析 -
sponsored
新たなマルウェア「Winos4.0」、国税局なりすましで台湾企業に拡散 -
sponsored
狙われる産業設備、フォーティネットのOTセキュリティの現状と課題 -
sponsored
工場設備のサイバーセキュリティが必須に? 2027年に迫るEU機械規則対応 -
sponsored
攻撃者によるAI利用の進化を理解する RSAC 2025パネルディスカッションにてAIの理論上の武器化事例を検証 -
sponsored
FortiOS、量子コンピューターからの攻撃耐性を実現
