IoTデータと生成AIの融合による新たなプロフェッショナルサービス、ソラコムと松尾研究所が提供開始
ソラコムは3月31日、東京大学大学院工学系研究科松尾研究室とビジョンを共有し、AI技術の社会実装に強みを持つ松尾研究所と協力して、企業のIoTプロジェクトにおける生成AI活用を支援するプロフェッショナルサービスの提供を開始すると発表した。
ソラコムと松尾研究所の新サービス「IoT × GenAI Lab プロフェッショナルサービス」は、IoTデータの取得から処理・分析までを一貫してサポートする。このサービスは、生成AIの活用による業務の自動化と高度化を目指し、企業が抱えるデータ分析の課題を解決することを支援する。
IoTセンサーやカメラからのデータは増加の一途をたどっており、その解析には多くの専門的知識が求められてきた。しかし、生成AIの進化により大規模なデータの自動分析が可能となり、リアルタイム制御や異常検知、予知保全などへの応用が期待されている。この取り組みでは、三菱電機との共同実証実験において、消費電力の削減など具体的な成果を挙げた。
IoT × GenAI Labは、製造業、建設業、エネルギー管理、サービス業などさまざまな業種における業務効率化を見込んでおり、最新技術を柔軟にビジネスに活用することを目的としている。このサービスは、企業のニーズに合ったシステム基盤構築から生成AIのアルゴリズム設計までを包括的に支援し、IoTデータを活用した新しいイノベーションを提案・実現する。

