ソラコムとKDDIがIoT分野で協業強化、次世代通信技術の開発を促進
ソラコムは3月28日、KDDIとIoT分野の協業に関する包括契約を締結したことを発表した。
ソラコムが提供するIoTプラットフォーム「SORACOM」は、提供開始から9年間で700万回線以上のデバイスを世界中でつないでいるという。このSORACOMは、携帯電話通信システムの中核となる「モバイルコア」をクラウド上にソフトウェアとして開発・運用していることが特徴だ。今回の協業契約により、ソラコムとKDDIは技術革新とサービスの拡充を目的に協業を強化する。
具体的には、IoTとAIを活用した法人向けソリューションの拡充や、クラウドネイティブなモバイルコア技術を活かした新機能・サービスの開発が予定されている。また、コネクテッドカー向けIoT基盤の研究開発・構築にも連携して取り組む。このような取り組みは、IoT技術を活用した新たなビジネスの創出を加速させ、企業や開発者がより柔軟にIoTを活用できる環境を提供する。
KDDIもソラコムとの協業を通じて、各業界でのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進し、新たな価値提供を支援する方針だ。特に、モビリティ分野でのイノベーション加速にも注力し、次世代通信技術の実証実験や研究開発を進める。

