今回はフタを開けて中を見てみました!!
世界最軽量モバイルノートPC「LIFEBOOK WU5/J3」長期試用レビュー=中を覗いてみたら最軽量&高速動作のヒミツが分かりました
2025年03月10日 10時00分更新
「FMV Zero」こと「LIFEBOOK WU5/J3」は、富士通クライアントコンピューティング(以下FCCL)の「富士通 WEB MART」
でカスタマイズして購入できる、世界最軽量モバイルノートPCです。
3月26日まで「新生活応援! プレゼントキャンペーン」が実施中で、記事執筆時点では「お買い物応援クーポン」も配布中なので、とってもお買い時です!!!!
1月から実機をお借りして実際に持ち歩いていますが、今回が3回目のレポートです。前回はベンチマークを実施。また実際に3Dゲームなどをプレイし、どのぐらいのフレームレートで動作するのかチェックしてみました。詳細については記事を参照いただきたいですが、結論としてはクリエイティブ系アプリや3Dゲームを実用的な速度で利用できることを確認できました。
これまでの実機レビューは以下の記事を参照してください!!
「LIFEBOOK WU5/J3」は高性能を実現するため、どのように設計されているのでしょうか? 今回は底面パネルをはずし、その中身をお見せします。
なお、ユーザーが底面パネルを開けると、FCCLの通常保証を受けられなくなります。もしご自身で同じように底面パネルを開け、SSDの交換などに挑戦する場合には、あくまでも自己責任となることを留意してください。
「LIFEBOOK WU5/J3」の底面を開けるハードルは高くありません。メーカーによってはトルクスネジなどの特殊ネジを分解防止のために使用していることがあります。このようなネジを取り外すためには、専用のドライバーが必要となるのです。
その点、「LIFEBOOK WU5/J3」は一般的なプラスネジを使用。ご家庭にあるドライバーですべてのネジを取り外し可能です。ただし、厳密に言えば、プラスネジにも多くのサイズがあるので、大きさが合わないとなめて、ネジ穴が潰れてしまうことがあります。
「LIFEBOOK WU5/J3」を開けるのが容易なもうひとつの理由は、底面パネルが多数のツメによってはめ込まれていないことです。ボディー前面側にふたつツメがあるだけで、それ以外の部分にはツメは設けられていません。ヒンジ側から開くようにすればカンタンに開けられます。
ノートPCのなかで特に発熱量が多いのはプロセッサーとSSD。そのため「LIFEBOOK WU5/J3」には、放熱と熱伝導の補助、また絶縁保護のために黒いフィルムが貼られています。
今回は隠れている部分を見るためにフィルムを剥がしましたが、SSDの交換などのために剥がした場合には、同じように貼り直すのを忘れずに!
フィルムをはがすと、「LIFEBOOK WU5/J3」のすべてのパーツが見えるようになります。マザーボードのモデル名は「FUJITUS CLIENT COMPUTING LIMITED FJNB30A」。自社開発のマザーボードですね。
冷却ファンはひとつ搭載。ただしプロセッサー左側に切り欠き部分があります。これは冷却ファンを2基搭載するモデルのための切り欠きだと思われます。
今回試用している「LIFEBOOK WU5/J3」のプロセッサーは「Core Ultra 7 155U」(12コア[2P+8E+2LPE]、14スレッド、最大4.8GHz、ベースパワー15W)。
ヒートシンクとベイパーチャンバー、そして東芝製冷却ファン「C-324C」により、本体背面側(ヒンジ側)に排気を行なっています。ヒートシンク、ベイパーチャンバー、冷却ファンは一体化されているので、脱着の難易度は低そうです。
メモリーはSK hynix製「H58G56BK7B-X068」を4基(4GB×4、合計16GB)、ストレージはサムスン製PCIe Gen4 x4接続SSD「MZVL8512HDLU-00BLL」を搭載。
メモリーはオンボード搭載なので増設、交換できません。ストレージはM.2スロットに装着されているので、交換は容易です。自己責任となりますが、将来的にストレージを換装できるのはよいですね。
バッテリーは32Wh(4080mAh)のリチウムイオンバッテリー「FPB0373S」を内蔵。型番で検索したところ、単体で販売している通販サイトは見つかりませんでした。
構造や取り付け方をチェックしたかぎり、交換はそれほど難しくなさそうです。しかし、交換時にセルに凹みなどを作ると発火の可能性があります。バッテリー周辺はユーザー自身が触れることは厳禁です。
今回、借用機ながら「LIFEBOOK WU5/J3」を分解してみました。実際に分解作業を行ない、内部の作りを見た率直な感想は、世界最軽量を実現するべく極限までシェイプアップが施されつつも、堅牢性が確保されているということです。
また組み立て、分解が容易となっており、長期間利用した際のメンテナンス性も高そうです。ケーブルがテープ留めされている点も、丁寧な製造工程が目に浮かびます。
さて次回はついに長期レビュー最終回。「LIFEBOOK WU5/J3」をどのような構成で購入すべきか、また一緒に購入すべき純正アクセサリーについて、解説します。もちろんすでに本製品を気に入っているのであれば、「富士通 WEB MART」
でじっくり考えて購入してくださいね!
| 「LIFEBOOK WU5/J3」の主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | 14.0型ワイド1920×1200ドットLEDバックライト付 高輝度・広視野角 TFTカラーLCD(ノングレア液晶) |
| CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155U / インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125U |
| グラフィックス | インテル® グラフィックス(CPUに内蔵) |
| メインメモリー | 8 / 16 / 32 / 64GB (デュアルチャネル対応 LPDDR5X-7467) |
| ストレージ | SSD:約256 / 512GB / 1 / 2TB (PCIe Gen4) |
| インターフェース | USB 3.2(Gen2)Type-C×2(USB Power Delivery対応、DisplayPort Alt Mode対応)、USB 3.2(Gen1)×2(1つは電源オフUSB充電機能付)、HDMI、RJ-45、オーディオコンボジャック、microSDメモリーカード対応 |
| Webカメラ | フルHD Webカメラ内蔵(プライバシーカメラシャッター付)(有効画素数約207万画素) |
| サイズ/重量 | 308.8×209×15.8~17.3mm / 約634g~約639g |
| サポートOS | Windows 11 Pro 64ビット版 / Windows 11 Home 64ビット版 |
| Office | Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2024(個人向け)/なし |





































