ファイアウォールスループット10Gbpsから4Gbpsの3モデルを追加

フォーティネット、支社・拠点向け次世代ファイアウォールを拡充

文●福澤陽介/TECH.ASCII.jp

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 フォーティネット(Fortinet)は、次世代ファイアウォールのFortiGate Gシリーズにおいて、支社・拠点向けのモデルを拡充したことを発表した。追加されたのは、「FortiGate 70G」、「FortiGate 50G」、「FortiGate 30G」の3モデル。

 FortiGate Gシリーズは、フォーティネット独自のASICテクノロジーと統合型OS「FortiOS」を搭載する次世代ファイアウォール。パフォーマンスと強固なセキュリティを両立しており、例えばFortiGate 70Gは、業界平均と比べ、「最大11倍」のIPsec VPN、「最大7倍」のファイアウォールスループットを備える。電力効率においても、1GbpsあたりのIPsec VPNスループット消費電力は「62倍」、1Gbpsあたりのファイアウォールスループット消費電力は「42倍」、業界平均より削減効果を発揮するという。

 また、各セキュリティ機能に「FortiGuard AI」活用セキュリティサービスが加わることで、リアルタイムで自動化された脅威検知とレスポンスを提供し、高度なランサムウェアやゼロデイエクスプロイトからの防御を強化するという。生成AIアシスタント「FortiAI」によって、セキュリティ運用を効率化することも可能だ。

FortiGate 70Gと代表的なファイアウォールとの比較

FortiGate 70G(製品サイトのデータシートより)