ソラコム、IoT向けeUICC対応SIMの新プロファイル『planX2』提供開始 KDDI回線で5G対応も
ソラコムは2月17日、IoTプラットフォーム「SORACOM」において、eUICC対応のSIMに後から通信プランをインストールできる「SIMプロファイル発行」機能を強化したと発表した。新たに日本市場向けの通信プロファイル「planX2」を追加し、KDDIのLTEおよび5G回線が利用可能だ。
SIMは、利用地域に応じて最適な通信プロファイルを選択し、更新できる設計となっている。特に、産業機器では製造段階でSIMが組み込まれると特定の通信事業者の回線に固定され、通信開始時期の制御も難しいという課題があった。しかし、eUICC対応のSIMを活用することで、デバイスが使用される国や地域に応じて、望むタイミングで通信プロファイルをインストールできるようになる。
この機能は、出荷後の通信環境管理が求められるグローバル市場向けの車両、ヘルスケア機器、決済端末などのコネクテッド製品に最適だという。これまでは、170以上の国と地域で利用可能な「plan01s」および「planX1」「planP1」を提供しており、新たに追加された「planX2」により、日本市場でのIoTデバイスメーカーやサービス提供者に対し、後からの通信回線変更を容易にした。
ソラコムのプラットフォームと連携することで、出荷後の回線管理やシステム連携を一元化し、運用コストの最適化と機器ライフサイクルに応じた通信管理が可能になる。

