ファーウェイ通信 第235回

快適な装着感でIP57の防水仕様、迫力あるサウンドも実現！

オープンイヤー型で耳を塞がないのが快適！ 耳掛けイヤホンの新定番になりそう！ 「HUAWEI FreeArc」レビュー

軽さを極めつつ、高級感も漂うデザイン
服装や使用シーンに合わせやすい3色のカラバリを用意

　HUAWEI FreeArcは、片耳約8.9gと耳掛け型の製品としては比較的軽量な点も特長。本体デザインは、マットな質感と落ち着いた色合いに高級感のある金属パーツやロゴのレーザー刻印が組み合わされ、シックな雰囲気に仕上げられている。

アクティブなシーンから、ビデオ会議までさまざまなシーンに合うシンプルにして、華麗にも感じる印象だ

ケースのカラーも本体と統一されている

　本体の表面素材には液体シリコンを採用。医療用のチューブや乳児のおしゃぶりにも用いられており、肌に優しい素材とのこと。また、しっとりと柔らかい触り心地は、装着時の快適さやフィット感に貢献するのはもちろん、ケースから取り出す際などに手から滑り落ちにくくなっている（経験者もいるかもしれないが、ワイヤレスイヤホンは着けているときだけでなく、ケースから取り出すときに手元からポロリで、さらにはホームから転落という展開も多いのだ……）。

しっとりと柔らかく、滑りにくい素材で、ついうっかりしての落下も防げる

周囲の音が聞こえるオープンイヤー型ならではの安心感
デュアルマイク＆AI通話ノイキャンで、ビデオ会議や通話にも◎

　サウンド面もチェックしていこう。HUAWEI FreeArcは17×12mmの大型ダイナミックドライバーユニットを搭載している。低音域には柔らかく弾力性のあるPU振動板を採用。実際に、オープンイヤー型ながら、なかなかパワフルな低音を聞かせてくれる。一方で、高音域ではチタンコーティングPEN振動板により、解像度の高い再現が売りという。ドライバーユニットには高性能ネオジム磁石を使用し、力強い音を実現する。

オープンイヤー型ながら、なかなかパワフルでしっかりとした低音というイメージだ

　ファーウェイ公式のスマホアプリ「HUAWEI AI Life」（Android／iOS用）と連携すれば、「低音強調」や「ボーカル強調」などのプリセットを選ぶことで好みのサウンドを楽しめる。また、イコライザー調整も可能だ。

　オープンイヤー型というと、静かな場所では音漏れに注意する必要があるというイメージを持つ人が多いだろうが、HUAWEI FreeArcは逆音波音響システムを搭載することで音漏れを低減する仕組みを持っており、静かなオフィスや店内などでも、安心して利用できる。今回家族に評価してもらったが、最大音量にしなければ「ほとんどノイズはまず気にならない」とのことだった。

外観だけならバリバリ音漏れしそうな印象に見えるが、外に向けて逆音波を出すことでノイズを打ち消す

　前述したようにイマドキのワイヤレスイヤホンでは、音楽リスニングだけでなく、スマホでの通話やオンライン会議で使われる機会も多く、その性能も求められる。デュアルマイクを適切な位置に配置することで、話者の声を正確に捉えると同時にAIによる通話ノイズリダクションで、通話相手にクリアな声を届けてくれる。