2560×1600&高性能Ryzenで約15万円はお買い得、15.3型ノート「mouse B5-A7A01SR-A」は普段使いに最適
mouse B5-A7A01SR-Aは普段使いだけでなく、簡易的な画像編集もこなせる
ここからは、mouse B5-A7A01SR-Aの性能をベンチマークソフトで確認しよう。まずは、3D CGをレンダリングすることでCPUの性能を計測する「Cinebench 2024」のスコアをチェックだ。
Cinebench 2024では、Single CoreでCPUの1コアあたりの性能(シングルスレッド)、Multi CoreではCPUの全コアの性能(マルチスレッド)を計測している。Single Coreの数値が高いほど軽快に動作しやすく、Multi CoreはCPUの最大性能を知る指標となる。mouse B5-A7A01SR-Aの計測結果は、Single Coreでは「106pts」、Multi Core」では「947pts」という結果になった。
次は、PCの総合力を計測する「PCMark 10」で、総合スコアは「7503」だ。ソフトの起動やWebブラウザーの処理速度を表す「Essentials」は「10956」、オフィス系ソフトの処理速度を表す「Productivity」は「10828」だ。画像の処理や動画編集の処理速度を表す「Digital Content Creation」では「9661」と高めの数値となった。
内訳を見てみると、「Essentials」ではソフトの起動速度を計測した「App Start-up Score」の数値が「15095」、Webブラウザーの処理速度を表す「Web Browsing Score」が「10088」と高い。「Productivity」では表計算ソフトについて計測した「Spredsheets Score」が「13302」だ。「Digital Content Creation」は、画像処理向けの「Rendering and Visualization Score」が「14107」と高めで、簡易的な画像編集なら難なくこなせることが分かる。
ゲームについては、より実際の環境に近いベンチマークとして「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、黄金のレガシー)を利用した。ただしRadeon 780MのようなAMD製GPUの場合、黄金のレガシーなどのベンチマークソフトではフレームレートを正確に計測できないので、あくまで参考程度にとどめてほしい。AMDのフレーム生成技術「AFMF 2」は、ゲームからの映像をもとに新しいフレームを生成することでフレームレートを高める仕組みになっており、実際のプレイ時には今回の数値以上に快適に感じるはずだ。
またRadeon 780Mは、フルHD解像度のゲームプレイを想定しているCPU内蔵GPUのため、黄金のレガシーの設定は画面解像度1920×1080ドット、表示方法「フルスクリーン」としており、画質を変えながら計測した。結論からいくと「標準品質(ノートPC)」「高品質(ノートPC)」の評価は「普通」と健闘しており、「最高品質」では「設定変更を推奨」となった。平均フレームレートも同様の傾向で、「標準品質(ノートPC)」が37.2fps、「高品質(ノートPC)」は37.2fpsで、「最高画質」は22fpsとなった。実際に遊ぶ際には、先に挙げたAFMF 2に加えて、画質を調整することでより高いフレームレートでプレイできるはずだ。
最後に、「CrystalDiskMark 8.0.6」でストレージのアクセス速度を計測したところ、シーケンシャルリードが「約4307MB/s」、シーケンシャルライトは「約1828MB/s」となった。ソフトの起動にかかる時間が短く、データを高速に読み書きできることが分かる。
mouse B5-A7A01SR-Aは、メインマシンとして使えるコスパ良好ノートだ
mouse B5-A7A01SR-Aは、CPUのRyzen 7 8845HSにより、文書作成やネットサーフィンといった普段使いをはじめ簡易的な画像編集もこなせるため、メインマシンとして使いやすい。15.3型という画面サイズ、2560×1600ドット解像度というディスプレイのおかげで、複数のウィンドウやソフトを数多く表示できるため快適だ。しかも14万9800円からというお手頃価格で、コストパフォーマンスは非常に良好となっている。新社会人や新入学などに向けた初めてのノートパソコンとしてオススメしやすい製品だ。
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