ケースも刷新されてエアフローも向上した「iiyama PC STYLE-S2P5-R56T-EZ4X」をチェック
【10万円以下】狭いスペースでもOKな幅95mmのスリムタワーPCは在宅作業や家族向け、TV接続用にもピッタリ
2025年02月21日 11時00分更新
仕事はもちろん、軽いゲームなら快適にできちゃうグラフィック性能にも注目
では、性能を見ていこう。
STYLE-S2P5-R56T-EZ4Xに搭載されているCPUのRyzen 5 5600GTは、6コア/12スレッドで、基本クロックは3.6GHz、最大ブーストクロックは4.6GHzに達する。末尾にGTが付いていて、単なるGと比べると若干内蔵GPUが強力になっているのも特徴だ。とはいえ、内蔵GPUのベースはVegaなのでRyzen 8000Gシリーズくらい強力というわけではない。
まずは、CINEBENCH 2024を計測してみたところ、マルチコアが578pts、シングルコアが91ptsという結果になった。仕事やウェブブラウジング、動画視聴といった用途であれば快適にできるスコア―だろう。
続いて、パソコンの総合的な性能をチェックできる「PCMark 10」を計測したところ、総合スコアが6285という結果になった。詳細を見ていくと、PCの基本性能を示すEssentialsが9995、ビジネスアプリの性能を示すProductivityが9975、クリエイティブ系アプリの性能を示すDigital Content Creationが6760となっている。
EssentialsとProductivityが1万近いスコアとなっているため、やはり一般的な用途やOfficeソフトを使った作業などは快適にこなせそうだ。ただ、DCCのスコアがほか2つと比べるとやや低めに。クリエイティブな作業は、簡単なもの限定になるかもしれない。
では、注目のグラフィックス性能を確認するために「3DMark」をチェックしてみた。結果は、Fire Strikeが3102、Steel Nomad Lightが1063、Wild Lifeが6472、Night Raidが15000となった。AAAタイトルなど高負荷なゲームをプレイするのは難しそうだが、軽めのタイトルであれば遊べなくはなさそうだ。
そこで、実際に「リーグ・オブ・レジェンド」と「マインクラフト」をプレイしている際のフレームレートをチェックしてみた。なお、どちらもフルHD(1920×1080ドット)で計測している。
リーグ・オブ・レジェンドは、プラクティスで一定時間プレイした際のフレームレートを計測したところ、平均が200fps前後、最低が180fps前後、最高が230fps前後となった。
マインクラフトは、新規ワールドがスタートして一定期間プレイした際のフレームレートを計測したところ、平均は140fps前後、最低が90fps前後、最高が150fps前後となった。MODを入れるとなると、入れたいMODによってはフレームレートがグッと下がる場合はあるかもしれないが、普通に遊ぶというのではれば、何の心配もなくプレイできる。
以上のように、一般的に負荷が軽いとされているタイトルであれば、存分に遊べるだろう。
ストレージの速度を計測する「CrystalDiskMark」をチェックしたところ、シーケンシャルリードで3669MB/s、ライトで3210MB/sという結果になった。普段の用途やゲームプレイにおいては、高速といってよく、ゴリゴリにクリエイティブをするマシンでもないため、十分な速度だ。




















































