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あらためてiPhone 16シリーズは“買い”か? カメラ性能、ベンチで徹底検証!

2024年12月31日 11時00分更新

文● 島徹 編集● ASCII

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最新SoC A18シリーズの処理性能をチェック
AI処理が高速化しCPUとGPU強化

 特に注目したいのはiPhone 16/16 Plus搭載の「A18」。Apple Intelligence対応のため、iPhone 15からは2世代進化したSoCを搭載。価格を抑えつつ、上位の16 Pro用の「A18 Pro」に肉薄する高性能を手に入れた。

iPhone 16

 iPhone 16 Proも性能が向上し、前機種15 Proと比べ公称だとCPUは15%、GPUは20%の強化を実現。AI処理もベンチマークで10%前後の性能向上が確認できた。

iPhone 16

16 Pro Maxと16 Plusの結果はほぼ同等だが、GPUスコアはコア1つぶんの差がある。両モデルとも前モデルの15 Proをおおむね抜き去る結果になった

iPhone 16

Apple Intelligence対応でAI処理性能が上がりそうだが、AIベンチでは16 Pro Max/16 Proともに前機種15 Proから10%ほどの強化に留まる

iPhone 16

16 Pro Maxのスコアーが高く、16 Plusと15 Proが続く。レイトレーシング活用の最新ゲームなら、Solar Bayスコアーが高いこの3機種が鉄板だ

通常版A18の処理性能が飛躍的に向上した!

 ここ2年のiPhoneは、通常モデルのSoCをProより1世代前のものにすることで両モデルを差別化しており、カメラより処理性能と軽さを重視する人向けの最適な選択肢が失われていた。だが、iPhone 16/16 Plusは今後のApple Intelligence対応もあり、最新設計のSoCを搭載。その結果、軽量かつ価格を抑えたiPhoneでアプリや高画質ゲームを快適に楽しみたいという人に最適な選択肢が生まれたことになる。

 今後のiPhoneはApple Intelligence対応モデルかで利用できるサービスの幅が大きく変わってくるだろう。今後長く利用できるiPhoneの購入を考えているなら、iPhone 16/16 Plusは要注目だ。もちろん、最強仕様と性能を追求して16 Pro、16 Pro Maxを選ぶのもアリ。

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