「富士通 WEB MART」でフルカスタマイズ可能です
14型でも世界最軽量634gのモバイルノート「LIFEBOOK WU5/J3」実機レビュー
2024年12月25日 11時00分更新
人によってノートPCに求めるスペックは異なり、判断基準も多岐に渡る。しかし、こと「携帯性」を最重要視するのであれば、迷わず選ぶべきは富士通クライアントコンピューティングの14型モバイルノートPC「LIFEBOOK WU5/J3」だ。「富士通 WEB MART」
でフルカスタマイズして購入できる。
その重量は、世界最軽量の「約634g」。中身が本当に入っているのか? これはモックアップではないのか? と疑いたくなるほどの、常識を超えた軽さである。
今回はこの「LIFEBOOK WU5/J3」の魅力について、2回のレビューで迫っていこう。
富士通クライアントコンピューティング「LIFEBOOK WU5/J3」18万9500円～
「LIFEBOOK WU5/J3」最大の特徴はすでにお伝えしたとおり、世界最軽量の約634gという圧倒的な軽さだ。
試しにバックパックに入れて背負ってみたのだが、正直言って入っているのか、入っていないのか、わからない軽さである。出勤、通学に毎日持ち歩くどころか、近所の散歩に持ち歩いてもまったく苦にならない軽量性と言える。
それでいて、この「ウルトラライトモデル」にはカーボン素材が採用されており、いわゆる米国国防総省MIL規格に準拠する堅牢性を備えている。軽いだけでなく、安心して持ち運べるタフネス性能も持ち合わせているわけだ。
本体の実測重量は623g。カタログスペックの「世界最軽量の約634g」というのは、相当マージンをとった値のようだ
「LIFEBOOK WU5/J3」のカーボン素材のボディーを染め上げるのはピクトブラックのみ。ほかのカラーのモデルはいっさい用意されていない。どうしてもというのであれば、フィルムやステッカーを貼るなどで個性を発揮できる。
しかし、世界最軽量を実現するためのFCCLの努力に思いを馳せると、ちょっとでも重量が増えるようなデコレーションは個人的には避けたいところである。
とは言え見分けがつかないというのも困るという方も当然いるだろう。ワンポイント的になんらかのシールを貼ることは、購入者の自由であることは言うまでもない。
ボディーカラーはピクトブラックのみ
底面はシンプルな構成。中央には「強制終了スイッチ」が配置されている
「LIFEBOOK WU5/J3」のCPUは「Core Ultra 5 125U」または「Core Ultra 7 155U」。「富士通 WEB MART」
で、メインメモリーは8GB、16GB、32GB、64GB（LPDDR5X-7467）、ストレージは256GB、512GB、1TB、2TB（PCIe Gen4x4接続SSD）から選択可能だ。
重量は約888gに増えるが、ハイパフォーマンスモデル（WU4/J3）であれば「Core Ultra 5 125H」または「Core Ultra 7 155H」を搭載できる。
ディスプレーは14型ワイド液晶（1920×1200ドット、高輝度・高色純度・広視野角、ノングレア）を搭載。
具体的な輝度や色域は公表されていないが、画像は鮮やかに表示されるし、ノングレア（非光沢）処理のおかげで室内灯などの映り込みはほとんど気にならない。
ディスプレーは14型ワイド液晶。ベゼルは細めだ
「LIFEBOOK WU5/J3」は薄型、軽量を追求した本製品だが、FCCLの製品らしくキーボードは上質な仕上がりだ。
キーピッチは約19mm、キーストロークは約1.5mmを確保。かな表記なしのキーボードはスッキリとしたデザインで、キートップの刻印も見やすい。
ウルトラライトモデルはバックライト非搭載、ハイパフォーマンスモデル（WU4/J3）はバックライト搭載という違いはあるが、入力しやすさという点では富士通時代から変わらぬ仕上がりである。
密着したキーはひとつもなく、文字キーは等幅。配置も素直で、カーソルキーは手探りで操作しやすいように一段下げられている。まるでお手本のような日本語キーボードだ。
「LIFEBOOK WU5/J3」のインターフェースは、超軽量ノートとは思えない、ハブいらずの充実ぶりを誇る。USB 3.2 Gen2 Type-C×2、USB 3.2 Gen1 Type-A×2、HDMI、有線LAN、microSDメモリーカードスロット、3.5mmコンボジャックに加えて、セキュリティーロックスロットも用意されている。
もちろんUSB Type-CはUSB Power Delivery、DisplayPort Alt Mode対応。さらにハイパフォーマンスモデル（WU4/J3）はUSB4/Thunderbolt 4仕様となっている。
「LIFEBOOK WU5/J3」は世界最軽量を実現しつつも、端子を削らないところに、FCCLの使い勝手に対する強いこだわりが感じられる。
右側面にはmicroSDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen1 Type-A、HDMI、有線LANを用意
左側面にはセキュリティーロックスロット、USB 3.2 Gen2 Type-C×2、USB 3.2 Gen1 Type-A、3.5mmコンボジャックを配置
ウェブカメラはプライバシーシャッターが装備されており、顔認証カメラを選択可能。また指紋認証センサーは電源ボタンに標準で内蔵されている。つまり顔認証と指紋認証のふたつの生体認証を使い分けられるわけだ。
ディスプレー上部にはRGB/IR対応ウェブカメラ、マイク、プライバシーシャッターを内蔵
ACアダプターの仕様は入力100-240V～1.3A、出力20V 2.25A、15V 3A、9V 2A、5V 2A、容量45W
「LIFEBOOK WU5/J3」を購入するにあたっては、世界最軽量の約634gのウルトラライトモデルを選ぶか、クリエイティブ系ワークも快適にこなすハイパフォーマンスモデル（WU4/J3）を選択するか悩ましいところである。
次回のレビューではウルトラライトモデルのベンチマークを実施するので、その結果を見てからどちらを相棒に選ぶか決定してほしい。
| 「LIFEBOOK WU5/J3」の主なスペック | |
|---|---|
| ディスプレー | 14.0型ワイド1920×1200ドットLEDバックライト付 高輝度・広視野角 TFTカラーLCD(ノングレア液晶） |
| CPU | インテル® Core™ Ultra 7 プロセッサー 155U / インテル® Core™ Ultra 5 プロセッサー 125U |
| グラフィックス | インテル® グラフィックス（CPUに内蔵） |
| メインメモリー | 8 / 16 / 32 / 64GB （デュアルチャネル対応 LPDDR5X-7467） |
| ストレージ | SSD:約256 / 512GB / 1 / 2TB (PCIe Gen4) |
| インターフェース | USB 3.2（Gen2）Type-C×2（USB Power Delivery対応、DisplayPort Alt Mode対応）、USB 3.2（Gen1）×2（1つは電源オフUSB充電機能付）、HDMI、RJ-45、オーディオコンボジャック、microSDメモリーカード対応 |
| Webカメラ | フルHD Webカメラ内蔵（プライバシーカメラシャッター付）（有効画素数約207万画素） |
| サイズ／重量 | 308.8×209×15.8～17.3mm / 約634g～約639g |
| サポートOS | Windows 11 Pro 64ビット版 / Windows 11 Home 64ビット版 |
| Office | Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2024（個人向け）/なし |
