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「LEVEL-15FXA61-R7-RM4X」を試す、重さは2.26kg、144Hzにも対応

実家・ホテル・コタツでゲームしたいなら、Ryzen 7とRTX 4060のLEVEL∞15.6型ノートPC

2024年12月20日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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重量級タイトルも十分プレイ可能な性能。静音モードもかなり優秀!

 ではここから、ベンチマーク結果や各種ゲームタイトルの動作検証によりLEVEL-15FXA61-R7-RM4Xのパフォーマンスを検証していこう。今回使用したベンチマークやゲームタイトルは次のとおり。

・3DMark:定番3Dグラフィックスベンチマーク
・ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク:定番MMO RPGベンチマーク。動作は軽~中量級
・Apex Legends:軽~中量級の人気FPSタイトル ・STREET FIGHTER 6 ベンチマークツール:人気格闘ゲームの動作検証用ベンチマークツール。動作は軽~中量級 ・黒神話:悟空 ベンチマークツール:重量級AAAタイトルのベンチマークツール ・Microsoft Flight Simulator 2024(以下、MSFS2024):最新フライトシミュレータ。動作は重量級

 基本的に解像度は1920×1080ドット(フルHD)固定として検証を行なっている。

 また、Apex LegendsとMSFS2024ではフレームレートの計測には、「CapFrameX」というアプリを使用。平均フレームレートのほかにデータ全体を100分割して最小値から1%の数値を「min(1%)」とし、これを最小フレームレートの代わりに記載している。

 まずは、定番3Dグラフィックスベンチマークの3DMark(Ver.2.29.8294)の実行結果から。

3DMarkスコアー

 フルHD解像度のベンチマークである「Fire Strike」のスコアーはよく伸びている一方で、WQHDや4Kをターゲットにした「Speed Way」や「Steel Nomad」はあまり伸びていないのがわかる。

 これはLEVEL-15FXA61-R7-RM4Xが搭載するRTX 4060 Laptopの想定通りのスコアーといえるだろう。

 続いて、ゲーム系ベンチマークの定番ともいえるファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークを実施。

 画質設定はプリセットに「最高品質」を選択し、FSRやDLSSのアップスケール機能はすべて無効としている。また、MMO RPGのプレイスタイルを鑑みて冷却ファン音を抑えられる静音モードでの計測も実施してみた。

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマークのスコアー

ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク計測時のフレームレート

 パフォーマンスモードでのスコアーは“非常に快適”の評価が取れるスコアー15000を超えており、平均フレームレートも100fpsを大きく超えているので、ファイナルファンタジーXIVを最高画質で快適に遊べることが確認された。

 さらに驚いたのが静音モードでの結果で、パフォーマンスモードと比較して約5%ほどしかスコアーが落ちない遜色のないものとなっている。にもかかわらず冷却ファンの音は大きく抑えられるので、静音モードは色々なシーンで活用できそうだ。

 次は、軽~中量級の人気FPSタイトルApex Legendsでのフレームレート計測。グラフィック設定でアンチエイリアスを「TSAA」とし、すべてのオプションを最高の状態とした「最高設定」での計測と、TSAA、テクスチャストリーミング4GB、テクスチャフィルタ異方性x4、モデルディテール最高以外は低設定とした「競技設定」の2つの画質設定を用意。

 射撃訓練場で特定のルートを移動したのちに「バンガロール」の「スモークランチャー」を射出して煙がなくなるまで待機。という一連の動きに対してのフレームレートを計測している。

Apex Legendsのフレームレート

 最高設定でも平均フレームレートは160fpsに到達しており、とてもスムーズなプレイが期待できる。競技設定にするとmin(1%)も144fpsに肉薄し、LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xのディスプレー性能を最大限引き出した状態でプレイできることがわかった。

 次は、人気格闘ゲームSTREET FIGHTER 6のベンチマークツールの結果から。オプションの画質設定はクオリティ「HIGHEST」を選択している。

ストリートファイター6 ベンチマークのスコアー
SCORE AVARAGE
TOTAL SCORE 100/100
FIGHTING GROUND 100 59.97FPS
BATTLEHUB 100 59.98FPS
WORLD TOUR 100 59.95FPS

 TOTAL SCOREは「100/100」で“快適にプレイできます”との評価が得られた。FIGHTING GROUND、BATTLE HUB、WORLD TOURの各項目も、揃ってスコアー100&平均フレームレート約60fpsを出しているので、全編にわたって快適にプレイ可能だと確認できた格好だ。ちなみに静音モードでも計測してみたところ、上記スコアーとまったく同じ満点スコアーの結果が得られたので、静音モードでのプレイも問題なさそうだ。

 続いて、黒神話:悟空ベンチマークツールの結果がこちら。黒神話:悟空はレイトレーシングなどの最新グラフィックスフィーチャーを取り入れており、最高画質設定はハイエンドゲーミングパソコンでも高フレームレートを出すのが難しいとされる。グラフィックスが綺麗で重たいゲームとしても注目を集めている。

 今回は配布されているベンチマークツールを使用。サンプリング解像度「65」、フレーム生成「ON」をベースとし、画質レベル「超高」、フルレイトレーシング「超高」とした「超高設定」と、現実的な設定として画質レベル「高」、フルレイトレーシング「中」と、1ランク落とした「高~中設定」を用意した。

黒神話フレームレート

 結果は、超高設定でも平均フレームレート60fpsに到達しており、普通にプレイ可能なパフォーマンスを見せている。フレーム生成機能の恩恵の大きさがよくわかる結果だ。画質を1ランク落とした高~中設定になると最小フレームレートも60fpsを超えるので、かなりスムーズに遊べるはずだ。

 最後は、2024年11月にリリースされたばかりのMSFS2024で検証を行なう。MSFS2024はシミュレーションモデルのアップデートなど様々な改良が施された結果、前作よりも必要スペックが大幅に上昇したとされるタイトル。LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xでどこまで太刀打ちできるのか確認していこう。

 画質設定はNVIDIA DLSS スーパー解像度「品質」、NVIDIA DLSS フレーム生成「ON」を基本に、グローバルレンダリング品質を切り替えてフレームレートの出方を確認した。

 計測に使用したシーンはゲームメニューからアクティビティ→ディスカバリーフライト→東京マップで開始する東京上空でのフライト。グローバルレンダリング品質をウルトラ、ハイエンド、ミドル、ローエンドと順に切り替えてフレームレート計測を行なっている。

MSFSフレームレート

 計測結果を見ると、品質に応じてフレームレートが綺麗に反応していることがわかる。そして一番重いウルトラ品質でも平均フレームレートが60fps近くまで伸びているのは驚きだ。フライトシミュレータとフレーム生成の相性の良さが伺える結果となった。

 実際のプレイを考えると、ハイエンド品質が画質とフレームレートのバランスがもっともよい設定といえるだろうか。ノートパソコンの小さな筐体から、世界中の空へ飛び立とう!

幅広い活躍が期待できるミドルレンジゲーミングノート

 以上の検証結果から、LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xは軽~中量級ゲームタイトルであれば高リフレッシュレートの液晶パネルを活かした高フレームレートゲーミングを楽しめるパフォーマンスを持ち、重量級AAAタイトルでもフレーム生成に対応しているタイトルであれば高画質設定を用いたプレイも楽しめる、底力を備えたミドルレンジゲーミングノートパソコンということが伺えた。

 それに加えて、タイトルによっては静音モードでもほとんどゲーミング性能が落ちないというのは驚いた点だ。基本的にゲーミングノートパソコンは近くにほかの人がいるとゲームの実行が憚れるくらいの冷却ファン音を発生するのだが、静音モードであればそこまでのファン音は発生しない。様々なシチュエーションの中でゲームを楽しめるはずだ。

 標準構成のシステムメモリーやストレージ容量が小さめなところはあるもののゲーミングパソコン入門機としては必要十分。そして注文時のカスタマイズや後々の増設で対応は可能だ。メモリーやストレージ容量をカスタマイズすることで、バリバリのメインマシン用途やヘビーゲーマーのサブマシンとしてなど、幅広い層へマッチするゲーミングノートパソコンになるだろう。この懐の深さはLEVEL-15FXA61-R7-RM4Xの基本性能のバランスのよさの賜物と考えられる。

 PCゲーミングデビューをしたい初心者や、新作ゲームに備えて買い替えを考えている人、はたまたこの冬をコタツゲーミングで過ごしたいゲーマーなど、LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xは幅広い目的での活躍が期待できるオススメの1台だ。

12月24日まで「冬のボーナスセール」も実施中
LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xも16万円台に

パソコン工房で「冬のボーナスセール」実施中

 パソコン工房では、12月24日16時59分まで「冬のボーナスセール」を実施中だ。LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xも対象モデルとなっており、通常価格は19万4800円からだが、期間中は16万9800円から購入することが可能だ。

 さまざまなBTOパソコンがオトクに購入できるので、こちらも併せてチェックしてみてほしい。

(提供:ユニットコム)

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