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「LEVEL-15FXA61-R7-RM4X」を試す、重さは2.26kg、144Hzにも対応

実家・ホテル・コタツでゲームしたいなら、Ryzen 7とRTX 4060のLEVEL∞15.6型ノートPC

2024年12月20日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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フルHDゲーミングを存分に楽しめるミドルレンジ構成

 LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xが搭載するAPUのRyzen 7 8845HSは、AMDのZen4アーキテクチャを用いたモバイル・省スペースパソコン向けの、アッパーミドルレンジに位置するモデルだ。コア構成は8コア/16スレッド、最大ブースト時のクロックは5.1GHzに達する。

 Ryzen 7 8845HSには、内蔵GPUとしては比較的強力なRDNA3アーキテクチャの「Radeon 780M」を搭載しており、APU単体でもある程度のゲームを楽しめる性能を持つことが特徴となっている。

 また昨今話題のAI向けユニット「NPU」(Neural Processing Unit)も搭載しており、AI利用が本格化すれば搭載ユニットが力を発揮するはずだ。

 次にゲーミングノートパソコンにとって重要なもう1つのパーツの外部GPU、RTX 4060 Laptopは、NVIDIAのRTX 40シリーズのモバイル向けミドルレンジに位置するモデルだ。GDDR6 8GBのビデオメモリーを搭載し、フルHDゲーミングに適したモデルとされている。LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xが搭載するディスプレーもフルHDなので、ベストマッチな構成だ。

CPU-Z(左)とGPU-Z(右)の実行結果

 システムメモリーは、標準構成で16GB(DDR5-4800 8GB×2)を搭載する。フルHDゲーミングがターゲットであれば必要十分な容量といえるだろう。ただゲームタイトルによってはより多くのメモリーを要求することも増えてきた。注文時のカスタマイズで32GBか64GBへの変更も可能なので、32GBへの変更はおすすめカスタマイズの1つに挙げられる。

 ストレージは容量500GBのM.2 NVMe SSDを1基搭載。ゲーミングパソコンとしては少々心許無い容量といわざるを得ないが、同時並行で遊ぶゲームタイトルを厳選するなどの運用を守れば絶対足りないというわけではない。

 LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xはセカンドストレージを搭載できるので、後々に増設を行なうという算段でいくのもアリだろう。全国のパソコン工房店舗では有償でのSSD取り付けサービスも実施しているので、増設作業に自身がない人はこういったサービスを利用するのもよさそうだ。

Control Center 3.0で3つの動作モードを切り替え

 LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xは付属の設定アプリControl Center 3.0を用いてパソコン本体の動作モード変更が可能だ。モード切り替えを利用することで冷却ファン音を能動的に制御できるようになる。

 用意されている動作モードは次の3つ。

・パフォーマンス:制限なしのフルパワー
・エンターテイメント:APU、GPUの電力制限を少し行なうバランス型
・静音:APUの電力をさらに制限し、ファン回転数も抑える

Control Center 3.0から動作モードを変更

 この後に行なう検証ではLEVEL-15FXA61-R7-RM4Xの最大パフォーマンスをしるため、基本的にパフォーマンスモードで検証を進めている。ただ静音モードは冷却ファン音をかなり小さくできる有用な動作モードなので、場合によっては静音モードも併せて検証を実施している。

静音モードでは、さらにオプションでRTX 4060 Laptopを無効化し内蔵GPUで動作するモードにも移行可能(外部映像出力もオフになる)

 そのほか、Control Center 3.0では先述したキーボードLEDの設定や、キーボードマクロ設定、バッテリー充電オプション変更を行なえる。とくに満充電を避けてバッテリーの劣化を抑える充電設定は、ACアダプター常時接続が当たり前のゲーミング用途にはありがたい機能といえるだろう。

Control Center 3.0でバッテリー充電の挙動を切り替えられる

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