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バカ売れ中のCPUのココがすごい!「AMD Ryzen & ASUSの X870マザーボードで未来を自作る!」イベントレポート

2024年12月07日 10時00分更新

文● 佐藤ぽん 編集●北村/ASCII

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ASUS・市川氏がマザーボードを解説
これさえ知っていれば迷わず選べる!

 第一部セッションの後半は、ASUS市川氏による製品紹介。「Ryzen」シリーズで使えるマザーボード製品群を解説した。

ASUS・市川氏によるマザーボード解説

 まずは話の本題に入る前に、ASUSのマザーボードの型番末尾に付与されるアルファベットについて解説。これは「PCファンから質問されることが多い」と市川氏。それぞれの意味は以下だ。

~E:エクストリーム(過激、最高、極度)
~F:フォーミュラー(公式、形式)
~A:エイペックス(頂点、最先端)
~I」インパクト(衝撃)

 このなかで、いま「X870」シリーズでもっとも売れているのが“F”のマザーボード「ROG STRIX X870-F GAMING WIFI」。この製品はオールマイティーに使える万人向けのマザーボード。このトーク中で盛り上がったのは、「データ転送速度40GbpsのUSB4、みんな何に使う?」という議題。

 市川氏は、「USB4を搭載しないと怒られるし、搭載したらしたで“何に使うんだ!”と言われる……。我々メーカーは悩みどころ(笑)」と語ると、場内から大きな笑いが起こった。ここからは市川氏と来場者の意見交換タイム。

 用途はストレージやモニターが多数だったが、「(映像やUSBハブなどをまとめた)ドックステーションに使っている」という意見も。これには市川氏も即座に反応し、「それなら今後も搭載しないといけないね(笑)」と納得していた。

ASUSのSTRIXシリーズでもっとも売れているマザーボード「ROG STRIX X870-F GAMING WIFI」

ROG STRIX X870-I GAMING WIFI

 イベントの前日に発売されたばかりの新製品「ROG STRIX X870-I GAMING WIFI」も来場者の関心が高かった製品。市川氏は「違法建築と言われている製品(笑)」と笑いながら紹介した。

 Mini-ITXはマザーボードの面積が狭いため、効率的に各パーツをレイアウト。オンボードのサウンドが排除されているので、代わりにDAC内蔵USBサウンドユニット「ROG STRIX HIVE II」が付属する。このユニットは音量調節ダイヤルの他にヘッドフォンジャック、USB端子、PCの電源ボタンなどが搭載されている。AMD佐藤氏は、「このユニットだけでも欲しい」と絶賛した。

Mini-ITXマザーボード「ROG STRIX X870-I GAMING WIFI」の解説

AMD佐藤氏が「これだけでも欲しい」と発言したUSBサウンドユニット「ROG STRIX HIVE II」

ROG STRIX X870E-E GAMING

 2024年内に発売予定の高性能ゲーミングマザーボード。市川氏によると、「これはSTRIXシリーズの最高グレード。発売してほしいと要望がたくさん届いたので、久々に“E”を出します」とコメント。 搭載されているUSB端子は、すべて10Gbps以上。青いコネクターはひとつもないのが特徴だ。さらにメモリースロットの進化も注目ツメの形状を新設計し、配線を短くしたためDRAMとCPU間のデータ転送が高速化されている。

STRIXシリーズのフラッグシップモデル「ROG STRIX X870E-E GAMING」

 また、「Q-Dashboard」と名付けられた機能は、BIOS設定でハードウェアの接続状況をグラフィカルに表示してくれる。たとえばストレージを確認するとき、どのスロットにどのM.2が挿さっているか一目瞭然。さらに各部分をクリックすると、その設定画面に移行する。システムセットアップ時やパーツ組み換え時に便利。

セットアップをラクに行なえる「Q-Dashboard」

クリエイター向けのマザーボード

 クリエイター向けのマザーボード「ProArt X870E-CREATOR WIFI」も紹介された。ブラックとゴールドで仕上げられた高級感あふれるデザインは、STRIXシリーズとは一味違う。10Gb LANを搭載し、4K~8K解像度の巨大な映像ファイルを素早くやり取りできる。

「ProArt X870E-CREATOR WIFI」

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