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ユニットコムの15.6型「STYLE-15FH128-i7-UHZX」をチェック

高コスパなBTOノートPCでホワイトモデルだと? いい色じゃないか

2024年11月22日 11時00分更新

文● 勝田有一朗 編集●八尋/ASCII

提供: ユニットコム

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CPUは期待通りのパフォーマンスを発揮。一般用途では超快適!

 ここからは、各種ベンチマークなどを通じてSTYLE-15FH128-i7-UHZXのパフォーマンスをチェックしていこう。

 まず最初は3DCGのレンダリング速度でCPUのパフォーマンスを測る「CINEBENCH 2024」から。STYLE-15FH128-i7-UHZXの各動作モードの性能の違いを見るために、ここでは4つの動作モードでスコアーを比較してみた。

CINEBENCH2024スコアー

 マルチスコアーは各動作モードのPBPの違いが大きく影響している一方で、シングルスコアーには大きな差が見られないことに注目したい。通常のオペレーションやWebブラウジング、動画鑑賞時などの使用時レスポンスはシングルスレッド性能に依存する部分が大きいので、静音モードでも使用時レスポンスにはほぼ影響がないとみていいだろう。

 そしてシングルスコアー100pts前後という数値は、デスクトップ向けCPUでいうと「第12世代Coreプロセッサー」や「Ryzen 5000シリーズ」に匹敵するスコアーだ。どの動作モードでも使用時の快適性はかなり高いということが伺える。

 次に、実アプリケーションに近い負荷でPC全体の性能を測る「PCMark 10」(Ver.2.2.2704)の実行結果がこちら。

PCMark 10実行結果

 Essentialsがスコアー10000の大台を超えており、STYLE-15FH128-i7-UHZXの一般用途での快適性の高さの裏付けとなっている。そのほかのスコアーについても健闘したスコアーといえるだろう。

 システムメモリーが32GB搭載されていることもあり、クリエイティブ用途にも十分応えられるはずだ。ただ、搭載されているディスプレーがクリエイティブ用途向きではないため、その用途では外部ディスプレーの接続を推奨したい。HDMIやDisplayPortからは4Kディスプレーへの接続も対応している。

 続いてSTYLE-15FH128-i7-UHZXの内蔵ストレージの性能もチェックしておこう。試用機の内蔵ストレージにはCFDの「CSSD-M2L5HSFT6KE」が搭載されていた。PCI Express Gen4接続で容量500GBのM.2 NVMe SSDだ。

 「CrysrtalDiskMark 8.0.4」によるベンチマーク結果がこちら。

Crysrtal Disk Mark実行結果

 結果はシーケンシャルリード6442MB/s、シーケンシャルライト3125MB/sとなった。リード性能はPCI Express Gen4接続として十分高い転送速度が出ているようだ。ライト性能は少々物足りない感もあるが、PCI Express Gen3接続の上位クラスと同じライト性能ともいえるので、十分高速であることには違いない。

 500GBという容量については、用途がWebブラウズや動画鑑賞、オフィスアプリ程度の一般的なものであれば十分といえるだろう。ただもしクリエイティブ用途や軽めのゲーミングも想定しているのであれば、いずれ減少していく空き容量に戦々恐々する可能性が高い。STYLE-15FH128-i7-UHZXは注文時のストレージカスタマイズが豊富に用意されているので、用途によっては1TB以上へのストレージ換装を推奨したい。

ゲーミング用途は少し厳しいが、モバイル向けゲームであればOK

 最後に、STYLE-15FH128-i7-UHZX向きの検証ではないが、3DCG性能についても確認しておこう。

 3Dグラフィックス性能を測るベンチマーク「3DMark」(Ver.2.29.8294)から、軽めのベンチマークを抜粋した計測結果がこちら。

3DMarkスコアー

 軽めとはいえ、ゲーミングパソコン向けを想定した「Fire Strike」や「Steel Normad Light」のスコアーはかなり低く、とくにSteel Normad Lightではベンチマーク中の平均フレームレートが約7fpsしか出ていなかった。さすがに内蔵GPUのインテル UHD グラフィックスでは荷が勝ちすぎていたようだ。

 一方で内蔵GPUを想定した「Night Raid」や、スマホなどのモバイル向けゲームを想定した「Wild Life」では高いスコアーを記録しており、ベンチマーク中の平均フレームレートも60fps以上をマークしていた。

 通常のパソコン用ゲームは厳しいかもしれないが、モバイル向けゲームタイトルのパソコン版といったものであれば問題なく遊べそうだ。

長期間快適に使い続けられる高コスパなノートパソコン。白系ノートパソコンを探していた人にもオススメ!

 今回検証したSTYLE-15FH128-i7-UHZXは、まずミルキーホワイト色の筐体が一番の特徴だろう。男女問わず受け入れられやすい白系のパソコンは昨今ますます需要が高くなっているように思う。

 ユニットコムが運営するパソコン工房では、高コスパな周辺機器「パソコン工房オリジナル・セレクト商品」も販売している。その中には、電動昇降付きデスク「LEVEL∞ LEV-GD05」や、大判マウスパッド「LEVEL∞LEV-DM-02」なども販売している。どちらもカラーにホワイトを採用しているので、STYLE-15FH128-i7-UHZXと合わせて統一感のあるパソコンデスクになるはずだ。

LEVEL∞ LEV-GD05

LEVEL∞LEV-DM-02

 肝心の中身の方も、長期間快適に使い続けられる性能を持つアッパーミドル構成で堅実にまとめられているのが好印象だ。それでいて価格は11万4800円からとコスパも高い。

 初心者の1台目としてや、デスクトップパソコン所持の2台目として、はたまた詳しいスペックはわからないけどとにかく長期間快適に使い続けたい人向けなどなど、さまざまなシチュエーションに幅広く対応できるSTYLE-15FH128-i7-UHZX。白系ノートパソコンを探していた場合はぜひ候補に加えてほしい1台だ。

(提供:ユニットコム)

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