このページの本文へ

不適切なデータ操作時には説明責任を促すメッセージ表示も

フォーティネット「FortiDLP」発表、シャドーAIやインサイダー対策などを単一のDLPで

2024年11月14日 13時00分更新

文● 福澤陽介/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 フォーティネット(Fortinet)は、2024年10月30日(米国時間)、データ漏洩防止(DLP)およびインサイダーリスク管理の機能を提供する新ソリューション「FortiDLP」を提供開始すると発表した。

 FortiDLPは、DLPやインサイダーリスク管理、SaaSデータセキュリティなどを単一ソリューションで提供する、AIを活用したクラウドネイティブなエンドポイント保護ソリューション。

FortiDLPの提供機能(ソリューションページより

 FortiDLPでは、シャドーITやシャドーAI(未承認の生成AIツールの利用)、インサイダーリスク対策として、ポリシーに即したアクションを適用でき、さらには、SaaSにおけるデータ操作を包括的に可視化して、不適切なデータ処理によるビジネスデータの流出を防ぐことができる。

 また、「Secure Data Flow」の機能によって、データの識別や不正検知、データ送信の制御などを“発信元ベース”で実行でき、エンドポイントや未承認のモバイルデバイスからのUSBやSaaSなどへのデータ送信を追跡することができる。

 ポリシーやアクション設定時に、カスタマイズ可能なメッセージを表示して、従業員に機密データ保護の重要性を教育しつつ、説明責任を促すメカニズムも確立可能だ。生成AIアシスタントである「FortiAI」も組み込まれ、インシデント分析を支援してくれる。

■関連サイト

カテゴリートップへ

  • 角川アスキー総合研究所
  • アスキーカード