SORACOM Air、700万回線達成!衛星通信対応でIoTインフラの新境地へ
ソラコムは11月1日、同社の提供するデータ通信サービス「SORACOM Air」の契約回線数が700万を突破したと発表した。
SORACOM Airは、1枚のSIMで世界中の通信事業者のネットワークにアクセス可能なデータ通信サービスであり、ユーザーは回線管理の簡便化を享受できる。このサービスの特長として、マルチキャリアに対応する機能や柔軟なサブスクリプションコンテナ機能が挙げられる。これにより、企業は用途に応じた最適な通信契約を選び、グローバルに活用できる環境が整っている。
eSIMと呼ばれる小型機器に適したSIMも提供しており、これまでに51%のシェアをeSIMが占める。また、10月から100枚単位でもeSIMを提供開始し、新しい市場ニーズに対応している。さらに、次世代技術「iSIM」を導入し、商用化を実現。
SORACOMはSkylo Technologiesと協力し、新たなサービス「planNT1」により衛星通信をIoT SIMに統合。これにより、セルラー通信が届かない場所でもIoT通信を実現し、広範なユースケースに対応するという。
代表的な事例としては、THKの「OMNIedge」という設備トラブルの遠隔モニタリングソリューションや、NX総合研究所の倉庫作業分析ツール「ろじたん」、そしてONDのGPSトラッキングサービス「IBUKI」などが挙げられる。いずれもSORACOMの技術をベースに、業務効率や安全性を向上させるもので、未来の働き方や生活に貢献しているとのこと。