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低消費電力で高度なAIを実現

ASUS IoT、新たな産業用途を切り開くTinker System 3NとTinker Board 3/3Sを発表

2024年10月03日 10時30分更新

文● さとまさ 編集⚫︎ASCII

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 ASUS JAPANは10月3日、最新のArmベースシングルボードコンピューター「Tinker Board 3/3S」と産業向けファンレス組込みコンピュータ「Tinker System 3N」を発表した。

 Tinker System 3Nは、耐衝撃・耐振動性能を備え、厳しい産業環境に対応する設計が特徴だ。米軍規格MIL-810Hに適合しており、0.79リットルというコンパクトなサイズで過酷な条件下でも高い信頼性を誇るという。また、カスタマイズ可能なI/Oポートが、多様な産業用途での活用をサポートする。

 一方、Tinker Board 3/3Sは、NPU内蔵で高度なAI処理能力をもち、クアッドコアのArm Cortex-A55プロセッサとMali-G52 GPUを装備。これにより、グラフィック処理能力とデータセキュリティを強化し、スマートリテールやヘルスケアの場での利用を想定した設計となっている。特に物体検出や音声認識、顔認識など多岐にわたるAIタスクに対応が可能で、様々な産業ニーズに対応するとしている。

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