「LIFEBOOK WAB/H3」は光学ドライブを標準搭載した15型のオールインワンノートPCだ。
CPUはAMD製「Ryzen 7 5700U」で8コア16スレッド、最大4.3GHz、15Wを採用。メモリーは8~32GB(DDR4-3200)、ストレージは約256GB~1TBが搭載可能で、「富士通 WEB MART」で購入する際には、予算と用途に応じてきめ細かにスペックを選択できる。
今回は「LIFEBOOK WAB/H3」がどのぐらいのパフォーマンスを発揮するのか、定番ベンチマークで検証してみよう。
まず「LIFEBOOK WAB/H3」のCPU性能だが、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23」のCPU(Multi Core)は7449pts、CPU(Single Core)は1232ptsとなった。
Ryzen 7 5700Uは処理能力と省電力性を両立させたCPU。ウェブブラウジング、オフィスアプリ、ビデオ会議用途はもちろんのこと、軽めの写真、動画編集もこなせるだけのパワーを備えている。
「LIFEBOOK WAB/H3」の3Dグラフィックス性能については、「3DMark」のTime Spyは1134、Fire Strikeは3056、Night Raidは12399、「ファイナルファンタジーXIV:暁月のフィナーレベンチマーク」(1920×1080ドット、標準品質、ノートPC)のスコアは4106となった。
「LIFEBOOK WAB/H3」のファイナルファンタジーXIVの平均フレームレートは28.96fps、最低フレームレートは11fpsで、判定は「普通」。比較的軽めの3Dゲームであれば実用的な速度でプレイできるわけだ。
「LIFEBOOK WAB/H3」のストレージにはPCIe Gen3 x4接続SSD「SAMSUNG MZVLQ256HBJD-00B00」が搭載されており、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」のシーケンシャルリード(SEQ1M Q8T1)は3113MB/s、シーケンシャルライト(SEQ1M Q8T1)は1234MB/sとなった。
PCIe Gen4 x4接続SSDと比べるとスコアは及ばないが、「Ryzen 7 5700U」搭載ノートPCであれば十二分な性能を備えている。
「LIFEBOOK WAB/H3」のバッテリー駆動時間については、ディスプレー輝度40%で「PCMark 10 Modern Office Battery Life」を実行したところ、7時間55分動作した。動作時間としては、モバイルノートPC的に活用できるだけのスタミナ性能を備えている。
「LIFEBOOK WAB/H3」はカテゴリー的にはオールインワンノートPCだ。しかし光学ドライブを搭載した15型ノートPCであるにも関わらず、360×235.5×25mm、約1.7kgと一定の可搬性が確保されている。
また実バッテリー駆動時間も7時間55分と5時間を大きく上回っており、外出先でも安心して利用可能だ。ノートPCでなにをやるのか明確に定まっていない方の最初の1台として、「LIFEBOOK WAB/H3」は魅力的な選択肢である。「富士通 WEB MART」でオプションをいろいろ変えて購入できる。
「LIFEBOOK WAB/H3」の主なスペック | |
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ディスプレー | 15.6型ワイド1920×1080ドット、 広視野角 TFTカラーLCD(スーパーファイン液晶)フルHD |
CPU | AMD Ryzen™ 7 5700Uモバイル・プロセッサー |
グラフィックス | AMD Radeon™ グラフィックス(CPUに内蔵) |
メインメモリー | 4 / 8 / 16 / 32GB (DDR4-3200) |
ストレージ | 約256 / 512GB、1TB SSD(PCIe) |
インターフェース | USB3.2(Gen2)Type-C、USB3.2(Gen1)Type-A×2、 HDMI出力端子、RJ-45、オーディオコンボジャック、 SDメモリーカードスロット |
通信規格 | Wi-Fi 6E(2.4Gbps)、Bluetooth v5.3 |
Webカメラ | HD Webカメラ (有効画素数約92万画素) |
サイズ/重量 | 360×235.5×25mm / 約1.7kg |
サポートOS | Windows 11 Home 64ビット版、 Windows 11 Pro 64ビット版 |
Office | Microsoft 365 Basic + Office Home & Business 2021(個人向け) / Office Professional 2021(個人向け) / Office Personal 2021(個人向け) / なし |