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キーボードはさすがFCCLクオリティーでした!

9万円台で買える15型のDVD内蔵・万能ノートパソコンを使ってみた=富士通「LIFEBOOK WAB/H3」実機レビュー

2024年08月16日 10時00分更新

文● ジャイアン鈴木 編集●ASCII

提供: 富士通クライアントコンピューティング株式会社

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 初めて購入するノートPCを選ぶのは難しい。特に、使い道があまり定まっていないのであれば、どんなモデルを購入すればいいのかお手上げという方も多いのではないだろうか?

 そこで今回レビューしたいのが、「オールインワンノートPC」と謳われている15型ノートPC「LIFEBOOK WAB/H3」iconだ。富士通 WEB MARTiconで購入できる。

 8コア、16スレッドの多コアCPUを採用しつつ、いまどきのノートPCとしては珍しく光学ドライブを搭載可能。映画やアニメのBlu-rayやDVDを見たり、音楽CDを作成することも可能なのだ。前後編でお届けする今回のレビューでは、まずスペック、外観などについてチェックしていこう。

富士通「LIFEBOOK WAB/H3」直販価格9万4900円

 「LIFEBOOK WAB/H3」iconはOSに「Windows 11 Home」または「Windows 11 Pro」、CPUにAMD製の「Ryzen 7 5700U」で8コア16スレッド、最大4.3GHz、15Wを採用する。メモリーは8GB/16GB/32GB(DDR4-3200、SO-DIMM×2)、ストレージは約256GB/512GB/1TBから選択できる。

 ディスプレーは15.6インチのTFTカラーLCD(1920×1080ドット、1677万色、広視野角)を搭載。「スーパーファイン液晶」と謳われており、画像、映像を鮮やかに表示できるディスプレーだ。照明の映り込みなどを低減したいのであれば、アンチグレア(非光沢)タイプのディスプレー保護フィルムなどを貼るといい。

ディスプレーは15.6インチTFTカラーLCD(1920×1080ドット、1677万色、広視野角)を搭載

 「LIFEBOOK WAB/H3」iconの最大の売りは「光学ドライブ」を搭載できることだ。BDXL対応Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)と、スーパーマルチドライブ(DVD±R DL(2層)書き込み対応)の2種類を選択可能だ。富士通 WEB MARTiconでの両者の価格差は8500円。換装はやや面倒なので、予算に余裕があればBlu-ray Discドライブを選択したい。もちろん、再生ソフトの「CyberLink PowerDVD」や、データ保存ソフト「CyberLink Power2Go」も入っているから、すぐに映像ソフトを楽しめる。

光学ドライブを搭載。BDXL対応Blu-ray Discドライブ(スーパーマルチドライブ機能対応)、またはスーパーマルチドライブ(DVD±R DL(2層)書き込み対応)を選択できる

 FCCLと言えばキーボードへのこだわりに定評がある。本製品にはテンキー付きの108キー日本語キーボードが採用されており、キーピッチは約18.4mm、キーストロークは約2.5mmを確保している。

 「LIFEBOOK WAB/H3」iconでは、ディスプレーを開くとキーボード面に適切な傾斜がつく、「リフトアップヒンジ機構」が採用されているので、タイピングもしやすい。Enterキーとテンキーが離して配置されているので、誤入力も予防される。フルスピードで日本語入力できるキーボードだ。

リフトアップヒンジ機構が採用されており、ディスプレーを開くとキーボード面にタイピングに適した角度がつく

テンキー付きの108キー日本語キーボード(キーピッチは約18.4mm、キーストロークは約2.5mm)を採用

 「LIFEBOOK WAB/H3」iconのインターフェースは新旧端子を網羅する。特に有線LAN端子と、SDメモリーカードスロットが用意されている点が◎だ。

 有線LAN端子はWi-Fiを使えないオフィスでのネット接続に、SDメモリーカードスロットはデジカメからのデータ吸い上げに重宝する。

 なおワイヤレス通信はWi-Fi 6E、Bluetooth 5.3をサポートしている。Wi-Fiでは最大2.4Gbpsで高速通信可能だ。

右側面にはSDメモリーカードスロット、USB 3.2 Gen1 Type-A、光学ドライブ、電源端子、左側面には有線LAN端子、USB 3.2 Gen2 Type-C、HDMI、USB 3.2 Gen1 Type-A、3.5mmコンボジャックを用意

本体底面左手前には「強制終了スイッチ」を用意。万が一のフリーズ時などに着実に電源を落とせる

ACアダプターのコード長は実測180cm、電源ケーブルの長さは実測100cm

 「LIFEBOOK WAB/H3」iconの本体サイズは360×235.5×25mm、重量は約1.7kgだ。51Whのリチウムイオンバッテリーを内蔵しており、バッテリー駆動時間はJEITA2.0で約12.7時間、JEITA3.0で動画再生時約7時間/アイドル時約11.4時間と謳われている。充電には付属のACアダプターが必須。屋外に持ち運ぶのであればナップザックなどがよいだろう。

本体の重要は実測1710g

ACアダプターと電源ケーブルの合計重量は実測301.5g

 もちろん、富士通のPCなので、「LIFEBOOK WAB/H3」iconの標準搭載のアプリも充実している。独自の「@メニュー」や「FMVポータル」のほか、日本語入力の代名詞「ATOK for Windows」や、動画編集アプリ「CyberLink PowerDirector 19」、画像編集ソフト「Corel PaintShop Pro 2023 SE」などがプリインストールされている。

内蔵の「@メニュー」を使えば「やりたいこと」から、アプリがすぐに見つけられる

 「LIFEBOOK WAB/H3」iconは光学ドライブを含めて装備が充実しているにもかかわらず、直販価格は9万4900円。富士通 WEB MARTiconで購入すれば、メモリー、ストレージ、光学ドライブ、カラー、オフィスなどときめ細かくカスタマイズが可能だ。

 次回は8コア、16スレッドの「Ryzen 7 5700U」がどのぐらいのパフォーマンスを発揮するのかチェックしてみよう。

「LIFEBOOK WAB/H3」の主なスペック
ディスプレー 15.6型ワイド1920×1080ドット、
広視野角 TFTカラーLCD(スーパーファイン液晶)フルHD
CPU AMD Ryzen™ 7 5700Uモバイル・プロセッサー
グラフィックス AMD Radeon™ グラフィックス(CPUに内蔵)
メインメモリー 4 / 8 / 16 / 32GB (DDR4-3200)
ストレージ 約256 / 512GB、1TB SSD(PCIe)
インターフェース USB3.2(Gen2)Type-C、USB3.2(Gen1)Type-A×2、
HDMI出力端子、RJ-45、オーディオコンボジャック、
SDメモリーカードスロット
通信規格 Wi-Fi 6E(2.4Gbps)、Bluetooth v5.3
Webカメラ HD Webカメラ (有効画素数約92万画素)
サイズ/重量 360×235.5×25mm / 約1.7kg
サポートOS Windows 11 Home 64ビット版、
Windows 11 Pro 64ビット版
Office Microsoft 365 Basic +
Office Home & Business 2021(個人向け) /
Office Professional 2021(個人向け) /
Office Personal 2021(個人向け) / なし



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