ステアリングを握る手に力を込める。広大な砂漠が両側に広がり、真っ直ぐに伸びる道路が地平線まで続いている。日本の狭い道路と混雑した街並みに慣れた俺にとって、この光景は別世界のようだ。アメリカ西部の広大さは、彼の想像を遥かに超えている。レンタカーのダッシュボードに置かれたGPSは、まだ目的地まで200マイル以上あることを示していた。
「200マイルか……。あれ? 200マイルって何キロだ?」
そんなときに便利なのがiOS 18の電卓アプリに新実装された換算機能です。実はこの換算機能、通貨レートの換算だけでなく、ほかにもいろいろと便利な換算ができちゃうんです。
たとえば、前述のように日本のメートル法とアメリカのヤード・ポンド法(マイル法)の距離の違いとか。私は実際アメリカのハイウェイを走ったことはないんですけれども、映画なんかを見ていると、よく「あと80キロか!」とか字幕で言ってるのに看板に「50」と書かれているみたいなシーンがよくあります。まあ、そこで電卓出す必要は特にないわけなんですが、新しい電卓アプリでは、このほかにも色々な単位の換算が可能です。
※アップルの最新OSのパブリックベータ版の画面は一般に公開することが禁じられていますが、本稿では特別に取材許可を得たうえで掲載しています。
通貨以外の換算電卓の使い方
■通貨以外の換算電卓の使い方
①電卓アプリの左下の電卓マークをタップ
②メニュー一番下にある[換算]スイッチをオン
③換算電卓で単位名をタップ
④さまざまな換算単位を選べるように
■換算できる単位
・角度(度、ラジアンなど)
・面積(アール、ヘクタール、平方メートルなど)
・通貨(円、ドル、ユーロなど)
・データ(キロバイト、ビット、テラバイトなど)
・エネルギー(キロカロリー、キロワット時、ジュールなど)
・力(ニュートン、重量キログラムなど)
・燃費(ガロン/100マイル、キロメートル/リットルなど)
・長さ(キロメートル、フィート、マイルなど)
・仕事率(キロワット、馬力など)
・圧力(キロパスカル、気圧など)
・速度(キロメートル/時、ノットなど)
・温度(ケルビン、摂氏度、華氏度)
・時間(秒、ナノ秒、週間など)
・体積(カップ、リットル、大さじなど)
・重さ(オンス、キログラム、ポンドなど)
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