キッザニア東京にマウスの「パソコン工場」現わる! パソコン組み立てに興味を持つ子供たちの登場に期待大!

文●岡本善隆/ASCII

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 マウスコンピューターとKCJ GROUPは6月26日、ららぽーと豊洲内にある子供向けの職業体験施設「キッザニア東京」に「パソコン工場」パビリオンをオープンした。同パビリオンは、2021年7月にオープンした「キッザニア甲子園」に続く、2施設目となる。

キッザニア東京

実際のPCケースにビデオカードなどのパーツを子供たちが取り付ける

有名企業の仕事が体験できることでおなじみの「キッザニア東京」に
マウスコンピューターのパビリオンが登場!

 キッザニアは世界19ヵ国で展開。国内では前述の東京、甲子園および福岡の計3ヵ所に施設がある。モスバーガーやピザーラといったファストフードチェーンを始め、ANA、KDDI、三井住友銀行、ヤマト運輸、講談社など、子供を含めて誰もが知っている有名企業の仕事を実際に体験。独自の通貨で報酬を受け取るなどの体験を通じて、学びの機会が得られるようになっている。

キッザニア東京

キッザニア東京にマウスコンピューターのパビリオンが加わった。親子両方へのブランド認知という部分も大きそうだ

キッザニア東京

施設内には最新のゲーミングPCも。今回体験した子供たちに話を聞いても、PC自体は使ったことがあってもこのように組み立てられることは全然知らなかったそうだ

 その中でも、マウスコンピューターの「パソコン工場」では、BTOパソコンを販売する同社らしく、まずはオーダーシートを受け取り、それに合わせて、CPUやメモリー、ビデオカードなどのパーツをピッキングして揃えたのちに、実際にパーツを組み立て、できたPCをモニターにつないでの起動チェックまでが体験できる。

キッザニア東京

オーダーシートを受け取ってパーツを集める。必要なパーツが入っている棚はランプが点いて知らせてくれる

 約30分のコースでは、各パーツの役割についてもレクチャー。パソコン自体は使ったことがあっても、誰でも比較的簡単に組み立てができることや、どんなパーツがあるかは知らないことが大半なはずで、子供たちがパソコンにより詳しく興味を持つようになってくれることに期待が持てそうだ。

キッザニア東京

CPUにクーラーを取り付ける。ちなみにCPUはRyzenが使われており、グラボは「グラフィックカード」と説明されていた。パーツは子供がケガがしないよう、突起部は保護を加えるなどの工夫もされているそうだ

 実際に参加する子供たちには、マウスコンピューターカラーの黄色と黒のユニフォームを貸与。腕の部分にはペンを刺せるなど、なかなかのこだわりぶり。なお、キッザニア甲子園では、コロナ禍を含む3年間ですでに4万人の子供たちがパソコン組み立てを体験済み。キッザニア甲子園が6席だったのに対し、キッザニア東京では8席なので、より多くの子供たちが体験できる体制になっている。

キッザニア東京

組み立てが終わると実際に起動。無事に画面が点灯して拍手!

 オープニングセレモニーで登壇したマウスコンピューターの軣 秀樹社長は、同施設の狙いについて「PCの組み立てを通じて、モノ作りの感動を伝えたい」「親御さんも含めて、私たちの会社を知ってもらうひとつのきっかけになると思う。そういう意味で非常にいい場所を提供いただけました」と語る。

キッザニア東京

右がマウスコンピューターの軣 秀樹社長、左がKCJ GROUPの圓谷道成社長

 また、KCJ GROUPの圓谷道成社長は、パソコンの組み立てはまだまだ子供がイメージが沸きにくい仕事ではないかという問いに対して、「子供たちが自分の知らない体験をすることをきっかけに、別のモノ作りに興味を持つきっかけになれば非常に意義があるのでは」とした。