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アップルのAI、「Apple Intelligence」がiPhoneやMacを変える! 「WWDC24」特集 第21回

Apple Vision Pro、6月28日に日本上陸! Apple Storeで体験するなら無料だ!

2024年06月14日 08時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島 恵里子/ASCII

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2D写真から空間写真を作り出す機能が搭載されます

秋には最新のvisionOS 2が登場。日本のデベロッパによるアプリも

 今年の秋には無料のソフトウェアアップデートとして、新しいvisionOS 2が公開されます。たくさんの機能追加が予定されていますが、日本では発売後に購入したり、体験して現状に触れないことには新しさがわかりにくいかもしれません。主だったアップデートの内容をピックアップします。

 Apple Vision Proには本体に内蔵するカメラで「Spatial Photo(空間写真)」が撮れる機能があります。visionOS 2からフォトライブラリにある既存の2D写真を空間写真に変換して、立体的な表示が楽しめるようになります。また、同じApple Vision Proのユーザーどうしであれば、FaceTime通話をしながら空間写真にビデオ、パノラマ写真を等身大サイズで見ながらコミュニケーションが楽しめます。

 Apple Vision Proはユーザーの手や指によるジェスチャー操作を認識します。手のひらを上げてタップするとホームビューに切り替わり、手のひらを下に向けてタップすると日付や時刻、バッテリー残量の表示が簡単にできます。

 今年の後半にはMacの画面をApple Vision Proの画面の中に再現する「Mac Virtual Display」が、4Kディスプレイを2台横並びにした感覚に近いウルトラワイドスクリーン表示にも対応します。AirPlayレシーバー機能をオンにすると、同じWi-FiネットワークにつながっているiPhone/iPadの画面をApple Vision Proにミラーリングできるようにもなります。

2024年の後半までにはウルトラワイドスクリーン表示の機能が付きます

 ユーザー以外の家族や友人にもApple Vision Proを試してもらえるように設けられたゲストモードには、一度登録したゲストユーザーの視線と手のデータを保存して、次回以降のセットアップを省略できる機能が加わります。飛行機だけでなく、電車による移動時にも快適にApple Vision Proが使えるように「トラベルモード」もチューニングが改善されます。

 日本では6月末の発売に合わせて、住宅・不動産のポータルサイトをLIFULL HOME'Sを運営するLIFULL(ライフル)、動画配信のU-NEXT、日本経済新聞社、Yahoo! JAPANなどがvisionOSに対応するネイティブアプリをリリースすることも発表されました。日本語に対応するだけでなく、Apple Vision Proで有効に活用できる日本のデベロッパによるアプリやサービスが、発売後から順次揃うことにも期待しましょう。

 

筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

 

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