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マザーの背面コネクターって実際どう?ASUS「BTF」で組んでみたら世界が変わった

2024年06月05日 10時00分更新

文● ジサトラユージ 編集● ASCII

提供: ASUS JAPAN株式会社

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背面コネクターのためのビデオカード&PCケース

●TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER BTF White OC Edition 16GB GDDR6X
実売価格:18万5000円前後

TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER BTF White OC Edition 16GB GDDR6X。サイズは305(長さ)×138(幅)×65(高さ)mm、3.25スロット占有と大型。新端子によりBTFマザーボード専用のモデルになっている

 ビデオカードは、同じTUF Gamingシリーズの「TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER BTF White OC Edition 16GB GDDR6X」を使用。TUF GAMING Z790-BTF WIFIに合わせてか、ホワイトモデルのみの展開になっている。

 カードのデザインやスペックは、BTFではない既存の「TUF Gaming GeForce RTX 4070 Ti SUPER 16GB GDDR6X White OC Edition」とほぼ同様だが、Advanced BTFデザインに対応した専用端子の存在により、従来のマザーボードでは使用できない点には注意が必要だ。

パックプレートやファンなど、基本的なデザインは“BTF”が付かない従来モデルとほぼ同じ

 違いとなるのは補助電源ケーブル用のコネクターがなく、マザーボード接続用の端子「GRAPHICS CARD HIGH-POWER GOLD FINGER」が搭載されている部分だ。

新たに登場したBTFモデル専用の端子

前述したマザーボードの端子に挿しこむことで、電力を供給できる

 この端子により、ケーブルがなくても最大600Wの電力を供給できるため、ハイエンドのGPUもすっきりとした見た目で動かせるのだ。

●TUF Gaming GT302 ARGB(ホワイト)
価格:2万4000円前後

TUF Gaming GT302 ARGB。サイズは235(幅)×485(奥行き)×520(高さ)mmで、Mini-ITX/Micro-ATX/ATX/E-ATXのマザーボードをサポートする

 続いてはPCケースについて。BTFシリーズのPCケースで新発売されたのは「TUF Gaming GT302 ARGB」「ROG Hyperion GR701 BTF Edition」の2種類だが、既存の「ASUS A21 Case」も背面コネクターに対応する。

 中でも今回はTUF Gaming GT302 ARGBを使用した。本機はブラックとホワイトの2色展開となっている。今回、TUF Gamingのパーツはホワイトで統一されているため、ケースもホワイトモデルを採用した。

表側の様子。なお、こちらはガラスサイドパネルなので内部が見えるようになっている

裏側の様子

 背面コネクターのマザーボードはその特性上、コネクターの位置にケーブルホールが開いていないと各種ケーブルを接続することができない。そのため、すべてのPCケースで使用できるわけではなく、そこが導入のハードルになっている。

 その点、TUF Gaming GT302 ARGBを選べばASUS製のマザーボードにおいては間違いない、というわかりやすさはありがたい。

背面コネクターの部分にケーブルホールが開いている。ATXだけでなく、Micro-ATXのマザーボード用にも穴が開いているのがわかる

 フロントがメッシュパネルになっており、通気性は申し分ない。140mmのファンをフロントに3基、リアに1基標準搭載しており、エアフローは良好だ。サイドパネルやトップパネルをツールレスで取り外せるため、パーツの組み込みもしやすい。

フロントには140mmのファンを3基搭載。エアフロー面は心配いらないだろう

2.5/3.5インチ対応のストレージベイを搭載

フロントインターフェースは、USB Type-C 20Gbps×1、USB Type-A 5Gbps×2、オーディオジャック×1など

 以上の3製品が、今回使用するBTFシリーズのパーツだ。TUF Gamingは、全体的に白いパーツを揃えており、見た目がすっきりするケーブルレスのデザインと相性がよさそうだ。

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