ASUS JAPANは5月21日、東京都・上野の「esports Style UENO」にて「ASUS NUC」シリーズに関する発表会を開催。国内向けにASUS NUCシリーズ3製品と「ROG NUC」2モデルの発売を発表した。
今回発表された製品はビジネス向けモデルの「ASUS NUC 14 Pro」「ASUS NUC 14 Pro+」、産業用モデルの「ASUS NUC 13 Rugged Kit」、ゲーミングモデルのROG NUC。ASUS NUCシリーズは5月21日より各代理店にて順次受注受付開始、ROG NUCは7月販売予定となっている。
なお、これまでインテルより販売されていたIntel NUC 13 ProなどNUCシリーズの製品はASUSが引継ぎ、Intel NUCからASUS NUCと名称を変更。ゲーミングモデルのNUCはROG NUCとしてラインアップするという。
コンパクトでツールレス設計の2製品
ASUS NUC 14 Proはコンパクトなスリムモデルと、2.5インチのSATA SSD/HDDを搭載できるトールモデルの2モデル。CPUには、Core Ultra 7 155H/Core Ultra 5 135H/Core Ultra 5 125Hを搭載できる。メモリーは最大96GB、ストレージはM.2 2280×1とM.2 2242×1。
トールモデルはも内蔵可能となっており、サイズはスリムがおよそ幅117×奥行112×高さ37mm、トールがおよそ幅117×奥行112×高さ54mm。
ASUS NUC 14 Pro+は、Core Ultra 9 185H/Core Ultra 7 155H/Core Ultra 5 125Hを搭載可能。上部分はアルミとなっており、排熱性とデザインを両立させているという。メモリーは最大96GB、ストレージはM.2 2280×1とM.2 2242×1。サイズはおよそ幅144×奥行112×高さ41mm。
なお、14 Proと14 Pro+はいずれも工具無しで組立ができるツールレス設計を採用。裏側にあるツメをカチッと動かすことで、簡単に蓋を取り外しできる。ProとPro+では蓋やパーツの取り付け方、細部が異なっているが、どちらもパーツを取り付けやすい構造になっている。
サイネージや端末向けの産業向けNUC
ASUS NUC 13 Ruggedはデジタルサイネージやキオスク端末向けの産業用モデル。スリムモデルとトールモデルの2モデルとなっており、ショートはインテル プロセッサー N50、トールがAtom x7211EまたはAtom x7425Eを採用。トールモデルはヒートシンクも備えている。
縦にも置けるゲーミング向けNUC
ROG NUCは「RNUC14SRKU9189AJI」と「RNUC14SRKU7168AJI」の2モデルを発表。RNUC14SRKU9189AJIはCore Ultra 9 185HとGeforce RTX 4070、メモリー32GBを搭載し、ストレージは1TB。RNUC14SRKU7168AJIはCore Ultra 7 155HとGeforce RTX 4060、メモリー16GBを搭載し、ストレージは512GBとなっている。
また、スタンドが付いておりコンシューマー型のゲーム機のように縦で置くことも可能。本体サイズはおよそ幅270×奥行180×50mm。置き場所を選ばないデザインとなっている。
市場想定価格はRNUC14SRKU9189AJIが35万5600円の見込みで、RNUC14SRKU7168AJIが27万6600円の見込み。